台湾旅行中のネット接続方法は? プリペイドSIMやレンタルWiFiなど紹介

台湾に限らず海外へ出かけたときに準備しておく必要があるのが現地でのネット接続手段。台湾では「iTaiwan」や「Taipei Free(台北フリー)」などフリーWiFiサービスが充実しているので、これらを活用するのは言うまでもありません。

しかしフリーWiFiだけに頼っていてはやっぱり不便。例えば街を歩いているときに「Googleマップを使いたいのでネットに接続したい」というようなケースはよくあると思います。

というわけでフリーWiFi以外でネット接続するにはどういう方法があるのか? それぞれの方法にはどんなメリット、デメリットがあるのか? などを紹介したいと思います。

海外でのネット接続方法

海外でネット接続を行うにはさまざまな方法がありますが、代表的なものとしては以下のような手段があげられます(フリーWiFiは除く)。

海外でのネット接続方法
  1. 国際ローミングサービスを利用する。
  2. 海外WiFiルーターをレンタルする。
  3. 現地でプリペイドSIMを購入する。
  4. 国内向けのポケットWiFiを海外で利用する。

国際ローミングサービス

※画像はau HPより引用

国内で回線契約しているスマートフォンを海外の通信事業者の回線を使って利用することを「国際ローミング」といいます。

サービスを提供しているブランド

国際ローミングサービス」はどのブランド(通信事業者)でも利用できるわけではありません。海外でのデータ通信(ネット接続)において「国際ローミングサービス」を提供しているのは以下。

国際ローミングサービスが利用できるブランド
  • ドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル
  • UQモバイル
  • Y!mobile
  • ahamo
  • LINEMO

それぞれのサービス内容について詳しくは下記記事を参考にしてください。上記以外のブランドでは国際ローミングでのデータ通信は不可なので「海外WiFiルーター」「プリペイドSIM」などを利用する必要があります。

メリットとデメリット

メリット
  • 普段使っているスマホを持って行くだけでよいので簡単。
  • 手続きがシンプル、或いは不要。
デメリット
  • サービスによっては利用料金が高い。
  • サービスによっては国内で契約している料金プランのデータ容量を消費する。

海外WiFiルーターレンタル

海外でネット接続ができるモバイルWiFiルーターのレンタルサービス。国際ローミングサービス以外では海外でのネット接続方法として最も一般的ではないでしょうか。

機器のレンタル方法としては、渡航前に空港で受け取り、或いは渡航前日に自宅に宅配。利用終了後は帰国時・帰国後に空港で返却、或いは発送して返却します。

海外用レンタルWiFiの種類

台湾で利用することができるWiFiルーターレンタルサービスとしては以下のようなものがあります。

台湾で利用できる海外WiFiルーターレンタル
  • イモトのWiFi
  • グローバルWiFi
  • Wi-Ho!(ワイホー)
  • 台湾データ
  • Sakura Mobile 海外WiFi
  • ラッキーWiFi
  • jetfi
  • FAST-Fi
  • WiFiトラベル

スマートフォンを持っていれば、基本的に「海外WiFiルーター」をレンタルすることで誰でも海外でネット接続することができます。

それぞれのサービス内容について詳しくは下記記事を参考にしてください。

メリットとデメリット

メリット
  • 利用料金は比較的安い(サービスによっては高いものもある)。
  • 誰でも利用可能(WiFiに接続可であれば)。
デメリット
  • WiFiルーターを持ち歩く必要がある。
  • 利用しない日でもレンタル料が発生する。
  • 機器の受取・返却を行う必要がある。
  • 機器の受取・返却に費用が発生する場合がある。

プリペイドSIM

現地の空港で販売している観光客向けの「プリペイドSIM」を購入してネット接続することが可能。低価格なうえにデータ容量無制限なのでかなり便利です。

プリペイドSIM」を購入してネット接続するにはSIMフリーのスマートフォンが必要です。SIMロックされたスマートフォンでは利用することができません。事前にSIMロック解除するか、SIMフリーのスマートフォンを入手しておく必要があります。

販売場所とブランド

プリペイドSIMが購入できる台湾の空港と販売されているブランドは以下の通りです。

プリペイドSIMが購入可能な空港

桃園国際空港(第1、第2ターミナル)
中華電信、台湾大哥大、遠傳電信

台北松山空港
中華電信

台中国際空港
中華電信、遠傳電信

台南空港
中華電信

高雄国際空港
中華電信、台湾大哥大

台湾の各キャリアが販売しているプリペイドSIMの種類や購入方法については下記記事を参考にしてください。

メリットとデメリット

メリット
  • 価格が安い。
  • データ容量無制限(期間の制限あり)。
デメリット
  • SIMの挿し換えなど自分で行う必要がある。
  • 混雑していると購入時に時間がかかる場合がある。

国内向けポケットWiFiの海外利用

画像はZEUS WiFi HPより引用

これは「海外旅行に行くので準備する」というものではないので参考程度にしていただけるとよいと思います。

国内向けのポケットWiFiとは主に国内でパソコンやスマートフォンでネット接続するためのWiFiルーターです。自宅に回線を引く代わりにモバイルWiFiを利用する、ということですね。

工事不要なので賃貸マンションに住んでいる場合などはメリットがあります。また、出張が多くて自宅にいることが少ない、という人は持ち歩くことができるポケットWiFiは便利ですね。

ポケットWiFiにもさまざまなブランドがあり基本的に国内利用を主としたプランが提供されているのですが、中には海外で利用できるサービスもあります。

「引っ越し先でネット回線をどうするか検討中」「ネット回線の乗り換えを検討している」という人で海外旅行によく出かけるのであれば、海外で使えるポケットWiFiも選択肢に加えてみるとよいのではないでしょうか。

海外で利用できるポケットWiFi

海外でも利用できるポケットWiFiには以下のようなものがあります。

海外で使えるポケットWiFi
  • Mugen WiFi
  • 限界突破Wi-Fi
  • クラウドWiFi
  • THE WiFi
  • ZEUS WiFi
  • Air-WiFi
  • ギガゴリWiFi

WiFiルーターを使用するという点では「海外WiFiルーターレンタル」と同じですが、国内向けの「ポケットWiFi」の場合、海外で利用のなかった日は基本的に料金が請求されないというところが異なります。

メリットとデメリット

メリット
  • 手続き不要(必要なサービスもある)で利用が簡単。
  • 海外滞在中でも利用の無い日は料金が発生しない。
デメリット
  • WiFiルーターを持ち歩く必要がある。
  • 基本的にどのサービスもデータ容量の制限があるので複数人での利用には向かない。

まとめ

海外でのネット接続方法を検討するうえでは「SIMフリーのスマートフォンを持っているか」「どのくらいの期間滞在するのか」「1人で行くのか、グループ旅行か」といった要素によって変わってくるので、自分のケースに合った方法を選びましょう。

また現地のフリーWiFiも有効に活用しながらネット接続を楽しむのが賢い使い方ですね。

おすすめの記事