
今回の台東訪問で行きたいお店をリストアップしていたのですが、行こうかどうか迷っていたのが「花式蔥餅」というお店。繁華街からやや離れた場所なので「今回はパスしようかな・・・」と思っていたのですが「TUESDAY COFFEE TO GO」というコーヒースタンドの老闆娘で友人のAmiちゃんのおすすめということで予定を変更して行ってみました。
花式蔥餅
手際の良さに見入ってしまう
台東市中心部を通る中正路をずーっと北へ行くと博愛路を過ぎたところで浙江路と名前が変わり、その先で二手に分かれるのですが右側(浙江路のまま)へ入るとすぐ左手に見えてくる屋台が「花式蔥餅」。
台湾のお店ではよくあるのですが店頭にいるお客さんが並んでいるのか外帶の受け取り待ちなのかよく分からない状況。というわけでお客さんの1人に聞いてみると並んでいるわけではなく注文はすぐにできるとのこと。
こちらで注文するようです。注文・清算したら番号を伝えられ、出来上がったらその番号で呼ばれるので受け取りに行きます。
蔥油餅のメニューはこちらの4種類。圧倒的人気なのが1の「經典花式葱餅」。卵入りの蔥油餅で雙蛋(卵2個)にすると+10元のようです。その他にニラ入りの「花式韭菜春雨」や卵のみの「花式餅皮加蛋」、卵、ネギ、ニラともに入っていない「花式餅皮」などがあります。
実はこちらのお店、台湾版ミシュラン・ビブグルマンとも言われる「500碗 全台小吃新指南」にも選ばれたという人気店なのです。
「花式」に「Fancy」を持ってくるとは、やるねぇ・・・
さて、この「花式葱餅」ですが作り方がなかなか興味深い。
まず大きく伸ばした生地を油を敷いた鉄板にのせます。
そしてターナーを使って生地の端を押さえておきます。
生地に火が通る間に隣の鉄板に卵を割って落とします。
もう一人のスタッフが卵の上にネギを散らしていきます。ある程度生地に火が通ったらターナーで中心を押さえながらクルクルと巻いて中央に集めます。こうすることで花のような見た目になるわけですね。
焼きあがった生地を隣の鉄板の卵の上へ。
あとはタレを塗って出来上がりです。
この一連の作業を絶え間なく行い、さらにその合間のわずかな時間に生地を広げるという作業も組み込むという忙しさ。あまりの手際の良さに思わず見入ってしまいました。
サクッと軽い食感が病みつきになる
そんなにお客さんは多くなさそうでわりとすぐに食べられると思っていたのが大間違い。実際にはその場にいる人以上に待っている人がいたようです。たぶん暑かったので車の中にいたとかではないでしょうか。それにたくさん買っていく人もいますしね。結局40分ほど待ってようやく自分の番号が呼ばれましたよ。
經典花式葱餅・雙蛋(70元)
独特の焼き方によって生地にたわみができるので見た目がすごく特徴的ですね。ペタッと扁平にならずにフワッとした厚みがあります。
雙蛋なので卵が2個分、それにネギもたっぷり。甘辛いタレが香ばしい生地によく合う。たわみを作ることによって空気が入って生地がふっくらと焼き上がっています。これが食べたときのサクッという軽い食感を作り出して病みつきになる美味しさ。これは人気があるのも納得ですね~。
営業時間は15時から18時というわずか3時間でしかも売切れ次第終了。そのためお客さんが集中するせいか待ち時間が長いのですがしかしそれでも行く価値ありですよ。
店舗情報
住所 | 台東縣台東市浙江路17號 |
営業時間 | 15:00~18:00 |
休日 | 水 |