【西市米糕】嘉義市、西市場近くの老舗で食べた南部スタイルの米糕

東市場と比べるとあまり目立たない存在の嘉義市の西市場。とはいえ場所は文化路夜市や中央噴水池のすぐ近くという観光客がよく足を運ぶ場所なので立ち寄ってみるのも一興。市場周辺にも人気の小吃店やカフェがあるので要注目です。というわけで今回は西市場近くにある老舗の食堂「西市米糕」に行ってみましたので紹介したいと思います。

西市米糕

三代続く古いお店

西市場のすぐ近く、中正路と國華街の交差点の位置、台湾で「三角窗」と呼ばれる場所で営業する「西市米糕」で昼ご飯を食べます。

看板に「三代老牌」と書かれているように三代続く古いお店です。

建物の中と外の境界が最早どうなっているのかよく分からないのが台湾ならではの飲食店。

米糕のお店ですがお惣菜もいろいろと店頭に並んでいてどれも美味しそうです。

こちらがメニュー。主食類が內用(イートイン)と外帶(テイクアウト)で書き分けられているのがちょっと興味深いですね。

口頭で注文したら店内の空いている席に座ります。

初めて食べるタイプの米糕

もちろん「米糕」を注文。それに「味噌湯」「肉卷」「扁魚白菜」もいただきました。

米糕・小(30元)、味噌湯(20元)、肉卷・半(50元)、扁魚白菜(30元)

箸、スプーン、調味料などはテーブルに置いてあります。

「味噌湯」・・・ つまり味噌汁ですね。

味は日本の味噌汁とほぼ同じ。スプーンで飲むのも慣れてしまいましたね(笑)。

扁魚(ヒラメの仲間)という魚の干物と白菜を煮込んだ料理「扁魚白菜」。

これはわりと日本食を思わせるような料理ですね。日本人にとっては親しみのある味なのではないでしょうか。

店員さんに「半分にする?」と聞かれたので指差す方に目を向けると確かに肉卷1本は量が多そう。というわけで半分にしてもらいました。

豚肉や野菜を魚のすり身とともに油で揚げたもの。外側はサクッと歯触りのよい食感。中のお肉と魚のすり身に甘辛いタレがよく合います。

細かく刻まれた野菜のザクザクした歯応えもよいアクセントになってますね~。

さて、主役の「米糕」ですがこれは筒状のタイプの米糕とは違い、魯肉飯のような見た目の南部でよく目にするタイプの米糕ですね。しかし台南で食べた米糕とも微妙に違う気がします。

台南の米糕はもち米に肉燥(滷肉)、魚鬆がのっているのですが、これは滷肉のみで魚鬆はありません。それに滷肉もベタッとしてなくてパサッとした感じです。

これは初めて食べるタイプの米糕ですね。あっさりしているのかと思いましたが意外に味がしっかりして美味しい。嘉義はどこもこういった米糕なのでしょうか。気になるので他のお店の米糕も食べてみたくなりましたよ。

昔ながらの食堂といった雰囲気が味わえるお店です。朝早くから開いているので朝ごはんを食べに来るのもよいですね。

店舗情報

住所 嘉義市西區中正路431號
営業時間 7:00~17:00
休日  
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