
地方へ行ったらやっぱりその地にしかないものを食べてみたいですよね。というわけで嘉義に行ったらぜひ「共匪餅」を食べてみたい。全台湾でも「大陸妹共匪餅」というお店だけでしか売ってないのでご当地グルメというのもちょっと違うような気がします。そういう意味ではかなりレアな存在の台湾グルメではないでしょうか。
大陸妹共匪餅
店名に苦笑いしてしまう
正面に見えるのは嘉義の文化公園。文化路と垂楊路が交わる文化路觀光夜市の南の入り口付近です。
その文化公園と文化路を挟んで反対側にあるのがこちら。
「大陸妹共匪餅」というちょっと変わった名前のお店です。
大陸妹という文字から大陸由来の食べ物だということが想像できるのですが「共匪餅」というのが面白い。「共匪」というのはかつて台湾において中国共産党のことを指して呼んでいた蔑称なんですよ。昔、お客さんが冗談で「共匪が餅を売っている」と言ったのが発端なんだとか。今だと問題になりそうな気がしますよね(笑)。
売られているのは甜と鹹の2種類の共匪餅です。
こちらは生地を作っているところ。包子ほどの大きさの生地を延し棒で広げています。
平べったい状態のまま油で揚げているのが甜の共匪餅。
中に生地が詰まって最初からパンパンの状態なのが鹹の共匪餅です。
口頭で注文すると番号を伝えられるます。出来上がったら番号を呼ばれるのでそれまで待機。
自分の番号が呼ばれたら清算して商品を受け取ります。
というわけで共匪餅を購入しました~。目の前にある文化公園に行って食べることにします。
鹹はボリュームあり!
甜と鹹の共匪餅をそれぞれ1つずつ買ってみました。
共匪餅・甜(40元)、共匪餅・鹹(50元)
まずは甜の方からただきます。揚げはじめは平べったいのですが最終的にぷくーっと膨れて出来上がるのでパッと見ただけでは鹹と区別がつかないですね。
中は空洞でピーナッツ餡がゴマとともに薄く塗られています。ほんのり甘くサクサクとしたパイのような食感ですねー。膨らんでいるのでボリュームありそうに見えますが生地が薄いので意外に軽く食べることができます。
続いて鹹の共匪餅。
こちらは見た目通りに中がギッシリつまっています。具には高麗菜(キャベツ)、紅蘿蔔絲(千切りのニンジン)、冬粉(春雨)、そして荷包蛋(目玉焼き)がまるまる1個入っています。こちらは生地がややモッチリ感があり野菜のザクザクした歯応えが印象的。それに何より目玉焼きまで入って食べ応えがあります。甜と鹹それぞれ1個食べるとけっこうお腹いっぱい。
ちょっと他では食べることができない嘉義のレアなグルメです。ちなみに桃園の大溪にも支店があるようですが嘉義のお店の方が行きやすいと思いますよ。
店舗情報
住所 | 嘉義市西區文化路1號 |
営業時間 | 14:00~18:30 |
休日 |