
台南に行ったときに圓環(ロータリー)の多さが気になったのですが、同じく台湾南部の街、嘉義市でも同様の印象を持ちました。嘉義駅駅周辺のエリアに少なくとも6つはあるのではないでしょうか。南部の特徴なのか? それはともかく自分はなぜか圓環に周辺には美味しい食事を提供するお店が多くあるというイメージを勝手に持っているんですよ。
阿忠燒餅
営業は早朝から10時まで
嘉義市の南門圓環と呼ばれるロータリー近くにある早餐店「阿忠燒餅」に行ってきました。お店の場所はロータリーから1分弱ほどの共和路沿いです。
早朝5時半とまだ薄暗い時間帯からオープンし10時には閉店するという典型的な台湾の朝ごはん屋さんですね。
店頭では油條(中華風揚げパン)が次々と作られている様子が伺えます。
店内では大量の生地を小さく切り分けて成形しています。それにしてもすごい大きな塊。
朝ごはん屋さんにしてはわりとシンプルなメニューですね。店名からも分かるようにどうやら燒餅に特化したお店のよう。
店内にはわずかですがイートインスペースがあります。やはりどちらかというと実際ここで食事をする人よりテイクアウトしていくお客さんの方が多いみたいですね~。
豪快に油條を挟んだ燒餅
注文したのは燒餅に油條を挟んだ「燒餅油條」。一套と半套がありますが一套の方を選び、さらに玉子焼きを加えた加蛋で。それに温かい豆漿もいただきました。
燒餅油條・一套・加蛋(55元)、豆漿・溫・有糖(25元)
有糖なのでほんのり甘い豆漿です。「熱」ではなく「溫」なので熱々ではなくほどほどに温かいんですよね(「熱」はメニューにはない。珍しい?)。
「燒餅油條」は3つに切った油條を燒餅に挟んであります。といっても油條が大き過ぎて無理矢理挟んでいるという感じ(笑)。
「加蛋」なので薄く焼いた玉子焼きが挟んであるのも見えます。
ちょっと一口では厳しいので油條を1本取りだして豆漿に浸して食べます。このために豆漿は「冰」ではなく「溫」を選んだんですよね。ちょっと気温が低くて肌寒いというのもあったのですが「溫」だと器に入った状態で提供されるのでこの食べ方にはちょうどよい。「冰」はたぶんカップに入って蓋をされたものが出てくると思います(蓋を剥がして同じように油條を浸して食べようと思えばできますが・・・)。
サクサクの油條が豆漿を吸ってほどよく柔らかくなりこれがなかなか美味しいのです。
こちらは別の日に食べた「鹹豆漿」。
鹹豆漿(35元)
辣油をかけて食べるのが定番。
というわけで適度に辣油をかけていただきます。
おぼろ豆腐のようになった豆漿に油條、ネギ、サクラエビなどが入っています。こちらも豆漿店系のお店では定番のメニューですね~。
「芝麻餅」もいっしょにいただきました。
芝麻餅(20)元
パイのようなサクサクの生地の中に甘いゴマ餡が入っています。食事なのでスルーされがちですが「甜餅」「芋頭餅」「紅豆餅」「花生餅」「芝麻餅」などの甘い系のメニューも美味しいのでおすすめですよ。
朝早くから朝食を買い求めるお客さんが絶えない地元住民に親しまれるお店です。嘉義での朝ごはんの候補にどうぞ。
店舗情報
住所 | 嘉義市東區共和路52號 |
営業時間 | 5:30~10:00 |
休日 | 月 |