地方都市に行くとその地独特のご当地グルメを食べるのが楽しみですよね。また同時に一般的な台湾グルメとして知られる牛肉麺、小籠包、水餃子、魯肉飯といった料理にしてもどこの街でも美味しいと評判のお店があるもので、そういった地元で人気のお店を探すのも楽しいものですね。というわけで今回は宜蘭で人気の水餃子のお店「南塘水餃」を紹介したいと思います。
南塘水餃
30年以上続く老舗水餃子店
宜蘭市の聖後街と崇聖街の交差点にある水餃子の専門店「南塘水餃」。宜蘭駅からだと歩いて5分ちょっとといったところでしょうか。地元ではよく知られたお店で30年以上続く老舗です。
店舗の建物内側はほぼキチンスペースに使われており、騎樓と呼ばれるテラス部分に席を並べる台湾ではよく見かける光景です。この日は午後6時過ぎにお店に行ったのですが晩ごはんを食べに来たお客さんで賑わっていました。
大きな鍋で煮込まれているのは酸辣湯です。手前の鍋に入っているのは豆腐を細長く切ったものですね。酸辣湯の具として使われるのでしょうか?
店員さんに內用(イートイン)か外帶(テイクアウト)を聞かれるので內用と伝え指示された席に着きます。注文は口頭で行います。メニューは水餃、酸辣湯の2種類のみといたってシンプル。水餃子は1個6元ですよ。
数量別の水餃子の値段が貼ってあります。数量によって割引があるわけではなく単に1個当たりの金額の倍数ですね。しかし150個まで記載してあり「そんなに注文する人いるのか?」と思うのですが実際いるんでしょうね。まあその場合さすがにイートインではなくテイクアウトなのでしょうが・・・
各テーブルには餃子用のタレ、酥、刻んだニンニクなどが置いてあるので餃子が運ばれてくるまでにタレの準備をしておきましょう。
油蔥の風味が漂う豚肉餡
注文したのは水餃子10個、それと酸辣湯もいただきました。
水餃子・10粒(60元)、酸辣湯・小(40元)
酸辣湯は大中小のサイズがあり、小サイズを選んだのですがそれでもけっこうな量ありますね。1人で中、大サイズを食べる人っているんだろうか? それとも2、3人でシェアするのかな。
ほどよく酸味の効いたとろみのあるスープには豆腐、玉子、豚肉、ニンジン、キクラゲなど具だくさん。水餃子や小籠包には定番のスープですが地元ではここ「南塘水餃」の酸辣湯は水餃子とともに必食だと評判のようです。
さて、茹でたての水餃子も熱いうちに食べてみましょう。
ニンニクを入れたタレでいただきます。
もっちりとしたやや厚めの生地の中には豚肉とキャベツの具がみっちりと詰まっています。旨味たっぷりの豚肉、ザクザクした食感のキャベツ、そしてさらに油蔥の風味をふんわりと感じるのが特徴的。これは確かにウマい。
食べきれるかどうかを心配して恐る恐る10個で注文したのですが、1個の大きさは一口サイズなので量的には問題なかったですねー。1人でも15個くらいはいけたのではないかと思います。
宜蘭で水餃子を食べるなら間違いなくおすすめのお店。駅に近くて行きやすいのもポイント高いですね。
店舗情報
住所 | 宜蘭縣宜蘭市崇聖街78號 |
営業時間 | 10:30~20:00 |
休日 | 月 |