【最老牌苦茶】謎の飲料「地骨露」字面は怖いけど味の方は?

台北では間違いなく観光客に人気の夜市の上位にはいるであろう寧夏夜市。日本人にもお馴染みの場所ですね。すでにいろんなお店が紹介されているので、ここを訪れる人は「このお店に行きたい」と明確な目的を持っている場合が多いのではないでしょうか。しかし通常ならあっさりスルーしてしまうお店にあえて行ってみるのも面白いですよ。というわけで今回はあまり取り上げられることがない寧夏夜市のお店を紹介したいと思います。

最老牌苦茶

苦茶のドリンクスタンド

寧夏夜市の民生西路側の入り口近くにあるこちらのお店は「最老牌苦茶」というドリンクスタンド。

1956年創業ということなので60年以上の歴史を持つ古いお店なのです。観光客がよく知るドリンクスタンドとちょっと違うのは「ビターティー」と書かれているように「苦茶」がメインのメニュー。

苦茶」というのは薬草を乾燥させたものを煎じて作られる飲料で、体の熱を取り除く効果があり暑さを和らげてくれると言われています。

こちらがメニュー。一番下の2つの「冬瓜茶」や「青草茶」は飲んだことがありますが、他は飲んだことがないし聞いた事のない名前もあります。

特にこれですよ「地骨露(ディグルー)」。いや、怖い怖い(笑)、字面がもう飲むな(飲め)と言ってるじゃないですか。

意外に苦くない・・・?

というわけで「地骨露」です。だってこの文字を見たらもう飲まないわけにはいかないじゃないですか、ねえ。

で、この「地骨露」っていったい何? という話なんですが「地骨皮」と呼ばれるクコの根皮を乾燥させた生薬から作られる飲料なんだそうです。

恐る恐る飲んでみると・・・ おや、意外に苦くない、むしろ甘いですね。漢方を思わせるような味はほとんどありません。思ったより飲みやすい印象ですね。

確かに青草茶を飲んだ時のようなスーッとする感じがあるかな。ただこのときはあまり暑い日ではなかったので真夏に改めて飲んでみたいですね。

地骨露・中(25元)

せっかくなので他のメニューも、ということで別の日に飲んだものがこちら。

左は先ほどとおなじ「地骨露」、そして右の色が濃い方が「六一散」です。こちらもほんのり甘い味、なんですがやや植物っぽい味を感じます。「地骨露」より漢方感が強い印象ですね。

ちなみに「六一散」とは「地骨露」をベースに漢方薬を加えたもので、その中の滑石と甘草の割合が六対一なのでそう呼ばれるんだそうです。

どちらも飲むのはちょっと勇気がいるかもしれませんが興味のある人はトライしてみてください。

地骨露・小(20元)、六一散・小(25元)

店舗情報

住所 台北市大同區寧夏路(寧夏夜市 No.04)
営業時間  18:00~23:30
休日  
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