MRT中山国小駅の北西周辺には晴光商圏と呼ばれるエリアがあり衣料品や靴などを売るお店が多く見られる「晴光市場」や雙城街に屋台が並ぶ「雙城街夜市」が含まれます。古い街並みの雑然とした感じがいかにも台湾らしい印象の地元密着型の商店街といった雰囲気です。観光客にとっては永康街や赤峰街に比べるとやや知名度が落ちるので初めて台湾に来る人はたぶんあまり立ち寄ることはないのではないでしょうか。でもそんなローカル感溢れる場所だからこそ美味しいお店もあるんですよね。というわけで今回は晴光商圏で人気の豆花店「丁香豆花」を紹介します。
丁香豆花
晴光市場の小さな豆花店
雙城街を通って「丁香豆花」のある晴光市場へ。夜になると雙城街ではこのように「雙城街夜市」が行われます。「士林夜市」や「饒河街觀光夜市」と違って小ぢんまりとしていますが地元のお客さんでとっても賑わっていますねー。
夜市が行われている雙城街から雙城街12巷という細い路地に入るとすぐ左手に今回の目的のお店「丁香豆花」がありますよ。
ほんとに小さなお店でテイクアウト専門かと思ってしまうのですが一応イートインスペースもあります。
イートインスペースは通路側に2~4人座れるほどのテーブル。また店内席もありますが壁際に数席だけのわずかなスペースです。
こちらがメニュー。「丁香豆花」には豆花が2種類あって、1つは一般的な「傳統豆花」、もう1つは卵をつかった「丁香豆花」。このメニューを見るとトッピングが1種類の豆花ばかりのように見えますが「傳統豆花」「丁香豆花」それぞれ綜合豆花(メニューには書いてないがそう呼ばれている)があって3種類トッピングを選ぶことができます。
トッピング3種類で値段は55元。ただし「芋頭」「蓮子」「銀耳」「桂圓」はプラス5元です。また、さらにトッピングを追加する場合は1種類につき10元となっています。
オーダーシートはないので注文は口頭で。店員さんが手際よくぱぱっとトッピングを器に入れて、その上から豆花を掬って盛り付けてくれます。
プリンのような風味の豆花
注文したのは店名にもなっている「丁香豆花」。一般的な豆花に比べて色がやや黄色がかっているのが特徴ですねー。
丁香豆花(芋頭・水晶圓・地瓜圓)(60元)
豆花の下にはトッピングが。こちらはタロイモを甘く煮込んだ「芋頭」。見た目はイマイチですがホクホクした食感で美味しんですよ。
餡入りの半透明なトッピングは「水晶圓」。カラフルですねー。
黄色いのはサツマイモ団子の「地瓜圓」。ほんのり甘くてモチモチした食感が人気。タロイモ団子の「芋圓」もおすすめです。
メインの丁香豆花は一般的な白い豆花に比べてややトロっとしていますねー。食べるとプリンのような甘い風味が口の中に広がります。これはなかなかユニークな豆花。「丁香豆花」という名前もプリン(布丁)のような香りがするので付けられたんだそうです。
一風変わった豆花が食べられるおすすめのお店です。晴光商圏に来たらぜひ行ってみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台北市中山區雙城街12巷28號 |
営業時間 | 11:00~21:30 |
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