台南はコンパクトな街なので観光がしやすい反面、どうしても赤崁樓、國華街、正興街、孔廟あたりの賑やかなエリアに留まりがちなところがあるのではないでしょうか。遠出をしても安平くらいかな? コンパクトといっても飲食店やカフェなどがたくさんあるので、あれもこれも行ってみたいと思うとどうしてもそうなってしまいますよね。でも街はずれにも面白いお店があるので、ちょっと時間に余裕がある人は足を運んでみてほしいものです。というわけで今回は台南の繁華街からはやや外れた場所で営業するスイーツ店「両捲甜食」を紹介したいと思います。
※「両捲甜食」は閉店しました。
両捲甜食
小北観光夜市近くの路地裏で営業
「両捲甜食」は昨年(2019年)の7月、台南市北区にオープンしたスイーツ店。小北観光夜市近くの公園路の路地裏で営業する小さなお店です。
お店は一見するとコーヒースタンドのような外観ですが豆花、綠豆蒜(緑豆の皮を剥いたもの)、紅豆湯など台湾の伝統的スイーツを売っています。
こちらがメニュー。イートインスペースはなくテイクアウトのみです。豆花、綠豆蒜ともにトッピングによってメニューが分かれていますが、どれもさらに1種類好きなトッピングを追加することができます。
三色豆花と粉粿綠豆蒜
豆花と綠豆蒜からそれぞれ1つずつ注文してみました。豆花からは「三色豆花」、綠豆蒜からは「粉粿綠豆蒜」を選び、「三色豆花」には珍珠(タピオカ)、「粉粿綠豆蒜」には白湯圓をトッピングです。
三色豆花・珍珠(40元)、粉粿綠豆蒜・白湯圓(60元)
こちらは「三色豆花」です~、タピオカがどっさり。
大粒のタピオカ。モチモチです。
白いのは通常の豆花ですね。滑らかな舌ざわりで豆の味が濃厚。
ちょっと黄色っぽいのは布丁(プリン)豆花。プリンのように甘くてトロっとした食感ですねー。卵の風味がよくて美味しい。
こちらはチョコレート味の豆花。布丁豆花よりもさらに甘いですね。3種類の味の変化が楽しめるというなかなか面白い豆花です。
もう1つは「粉粿綠豆蒜」。といっても全部沈んでいるのでよく分からないですね(笑)。
これは「粉粿」。わらび餅みたいな食感のトッピングです。
綠豆蒜だけじゃなく「桂圓」も入ってました。「桂圓」というのは龍眼乾(ドライリュウガン)のことです。
追加でトッピングした白湯圓。白玉団子のようなモッチリとした食感です。
スプーンが小さいのであまりたくさん掬えないのですが、これが主役の「綠豆蒜」。緑豆を殻を剥いた中身ですね。これを甘く煮てスープといっしょに食べるのです。南部でよく食べられるようで台北ではほとんど見たことがないですねー。緑豆のようなホクホク感はなく優しい甘さのスイーツですよ。
ちょっと繁華街からは離れていますが足を運んでみる価値のあるお店ですよ。個人的には「紫米豆花」や「奶奶綠豆蒜」もちょっと気になりますねー。
店舗情報
住所 | 台南市北區公園路451巷2號 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
休日 | 月 |
FB | 両捲甜食 |