台湾のB級グルメで有名な「大腸包小腸」。夜市でよく見かける食べ物ですがもち米のソーセージにお肉のソーセージを挟んむという斬新な小吃。ネーミングがまた面白いですよね。これと似た発想で「大餅包小餅」というおやつもあるんですよ。名前からすると「お餅でお餅を包んだもの」ということになりますが、さていったいどういう食べ物なのか? というわけでその正体を突き止めに士林夜市の「老士林大餅包小餅」へ行ってみましたので紹介したいと思います。
老士林大餅包小餅
創業40年の老舗屋台
士林夜市にある士林市場の地下フードコート「美食区」にやって来ました。初めて士林夜市に来た人はまずここを目指すのではないでしょうか。
こちらが今回紹介する「老士林大餅包小餅」。創業1980年と40年の歴史がある老舗なのです。「大餅包小餅」という名前の通りお餅でお餅を包んだちょっと面白い食べ物なんですよ。
店頭に山積みされたこちらが包まれる側のお餅である酥餅。ちょっと堅めのパイのようなザクザクした食感の揚げ餅です。
鉄板の上で焼かれているのは酥餅を包むクレープのような生地。
こちらがメニュー。酥餅といっしょに入れる具がいろいろと用意されています。「甜味」というのは花生(ピーナッツ)や芋頭(タロイモ)などの甘い系の具で「鹹味」というのは咖哩(カレー)や肉鬆(でんぶ)などしょっぱい系の具です。値段は1個35元、3個で100元、6個買うと1個サービスですよ。
注文するとまずクレープ状の生地に酥餅を挟んでハンマーでガンガン叩いて砕きます。
そこへ具をたっぷりと入れて・・・
くるくると包みます。
後は袋に入れて出来上がりです。
甘い系としょっぱい系の豊富なフレーバー
というわけで3個買ってみました。選んだのは肉鬆(でんぶ)、芝麻(ゴマ)、花生(ピーナッツ)です。
大餅包小餅(肉鬆・芝麻・花生)(100元)
まずは肉鬆(でんぶ)の大餅包小餅。
こうして見るとほんとにクレープみたいですよね。
食べると中には粉々に砕かれた酥餅と肉鬆がたっぷり。酥餅のザクザクした食感とクレープ生地のモッチリした食感が一体となって面白い。サンドイッチやおにぎりの具としてもよく使われる肉鬆なので大餅包小餅との相性もピッタリです。
こちらは芝麻(ゴマ)入り。
芝麻(ゴマ)の香ばしい風味がいいですねー。ゴマペースト入りの包子なんかも美味しいのですがこれもなかなかイケます。
最後は花生(ピーナッツ)の大餅包小餅。
パリパリと食感のよい酥餅に甘いピーナッツ粉がよく合ってます。個人的には3つの中ではこれが一番好きかもですねー。
今回紹介した他にもいろんな味があるのでぜひお試しを。個人的には椰子も気なってるので今度行ったら食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台北市士林區基河路60號 |
営業時間 | 月~金16:00~0:00、土~日15:00~1:00 |
休日 | |
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