「魯肉飯」と言えば台湾好きな人はもちろんそうでない人も「台湾の料理」ということはよく知っていますよね。いわゆる「肉そぼろがのったご飯」というのが日本人の印象ですが、実は台湾では地域によってけっこう定義が違うみたいなのです。台南に行くと「魯肉飯」の名前はあまり目にしない代わりに「肉燥飯」をよく見かけたり、高雄では「魯肉飯」も「肉燥飯」も両方メニューに載ってたりと、なかなか複雑なのです。というわけで今回は高雄で人気の小吃店「錦田肉燥飯」の魯肉飯を食べてみたので紹介したいと思います。
錦田肉燥飯
MRT信義国小駅近くの人気小吃店
「錦田肉燥飯」はMRT信義国小駅から歩いて2、3分ほどの場所にある小吃店。地元はもちろん日本人観光客にも人気のお店です。住所では「渤海街」となってますが錦田路沿いにあるのも間違いないので店名が「錦田」なんでしょうね。
右側の「外帶區」と書かれてるところはテイクアウト用、イートインの場合は左側の「內用區」と書かれてるところで注文します。
こちらがメニュー。「飯類」のメニューに「肉燥飯」と「魯肉飯」の両方あるのが高雄の特徴なんですよね。台南だと「肉燥飯」しかない場合がほとんどです。つまり高雄では「肉燥飯」と「魯肉飯」が別物ということ。
小菜はメニューに載ってないので食べたいものがあれば指さしで注文しましょう。
これはサバヒーを煮た「魯魚肚」かな? 美味しそうですねー。
注文したら空いてる席に座りましょう。
肉燥飯と爌肉飯の中間のような魯肉飯
注文したのは「魯肉飯」「魚肉湯」、それに「小菜」から1種類いただきました。
魯肉飯(30元)、魚肉湯(30元)、小菜・小(10元)
「魚肉湯」ってあまり聞いたことがなかったので注文したのですが、これはサバヒーの身かな? 細切れの状態でスープに入っています。あっさりした味でなかなか美味しいですが個人的には「魚皮湯」の方が好きかなー。
小菜は人参と卵を和えたものをいただきました。ちょっと甘めの味付けですね。
こちらが「錦田肉燥飯」の「魯肉飯」。これは・・・ ちょっとお肉が大きめの魯肉飯というか、お肉が小さめの「爌肉飯」というか・・・ なんだかどっちつかずの料理といった印象ですね。
やっぱりどちらかというと「爌肉飯」に近いですね。「南豐魯肉飯」もそうですが高雄の「魯肉飯」は他の地域でいう「爌肉飯」みたいですね。まあ呼び方はともかくとしてこれはこれでとっても美味しいですよ!
今回は「肉燥飯」を食べなかったのですが、これまた台南の「肉燥飯」とはちょっと違うみたいなので今度来たらぜひ食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 高雄市新興區渤海街102號 |
営業時間 | 4:30~14:00 |
休日 | |
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