台湾の朝ごはん屋さんでは豆漿(豆乳)を必ずと言っていいほど売っています。豆漿店だけではなくトースト、サンドイッチ、ハンバーガーなどがメインのお店でも豆漿(豆乳)、紅茶、奶茶(ミルクティー)はまずメニューに載っているんですよね。さて、豆漿(豆乳)の他に「米漿」というのをご存知でしょうか。日本ではほとんど見ることがありませんが台湾では朝ごはん屋さんでわりとよく見かけます。というわけで今回はその「米漿」が人気の台南の朝ごはん屋さん「老李早餐店」を紹介したいと思います。
老李早餐店
看板もないお店に朝早くから行列が
民生綠園というロータリーから公園路に入って100mほど歩いたところに「老李早餐店」があります。看板も何もないので最初分からずに通り過ぎてしまったのですが、やけに人が集まっているのお店があるので引き返してよく見るとそこが目的のお店でした。
朝早いのでこの辺りはわりと静かなのですがこのお店の前だけは多くの人で盛り上がっているんですよ。というわけで列に並びます。
注文は口頭で行います。列が進んでキッチンの前あたりに来るとメニューが貼ってありました。今の内に内容を確認です。注文するところにメニューはないので事前に何を注文するか決めておくことをおすすめします。
このお店で人気なのが「米漿」なのですが飲料類のメニューがちょっと変わってて「碗」と「杯」があります。文字通り容器がお碗かカップということなのですが「碗」はサイズ固定で「溫(ぬるい)」「熱(ホット)」のみ。「杯」は中・小のサイズがあり「溫」「熱」に加えて「冰(アイス)」もあります。
注文・清算を終えたら空いてる席に座りましょう。
米漿と麵糊蛋餅
ほとんどのお客さんが注文しているのがこちらの「米漿」と「麵糊蛋餅」。
米漿・碗・熱(15元)、麵糊蛋餅(25元)
テーブルには醬油膏や辣椒醬が置いてあるのでお好みで蛋餅にかけて食べましょう。
醬油膏だけかけていただきます。
「麵糊蛋餅」って何だろう、と思ったのですがごく一般的な蛋餅ですね。サクサクのタイプではなくクレープのようなモッチリした生地の蛋餅です。ちなみに「麵糊蛋餅」は6時40分以降に注文可能のようなので注意。
「米漿」というのはお米とピーナッツから作られた飲み物で朝ごはん屋さんではよくメニューで見かけます。豆漿に比べてややとろみがあり茶色いのが特徴です。「老李早餐店」の「米漿」は色の濃さからも分かるようにとっても濃厚。ピーナッツの香りが口の中に広がってとっても美味しいです。
蛋餅だけではちょっと物足りないなら饅頭に卵焼きや油條を挟んだものも人気があるのでおすすめですよ。また「米漿」「杏仁茶」「豆漿」はミックスして注文することもできるので興味があればお試しを。
店舗情報
住所 | 台南市中西區公園路12-2號 |
営業時間 | 6:20~10:15 |
休日 | 月 |
HP |