台中にはけっこう歴史的建造物がたくさんあって現在でも現役でお店、レストラン、カフェなどで使われていたりします。有名なのは台中駅前にある地区100年を超える彰化銀行、台中では最も有名な市場の台中第二市場、つい最近新しい駅舎が完成して現在は使われていない旧台中駅、またもともと薬局として使用されていたバロック建築の建物を再利用した黝脈咖啡などさまざま。今回は台中工業區と呼ばれる場所にある、建物ではないけれど「古いある施設」を使った驚きのレストラン「八卦窯餐廳」を紹介したいと思います。
八卦窯餐廳
八卦窯餐廳への行き方
「八卦窯餐廳」は台中工業區と呼ばれる大きな企業ビルや工場が集中するエリアにあるレストランです。はっきり言ってかなり辺鄙な場所にあります。バスかタクシーを利用することになりますがここではバスで行く方法を紹介します。
最も簡単なのは、台湾大道上にあるバス停からバスに乗って「中港新城」へ。ここでバスを乗換えて「八卦窯餐廳」の最寄りのバス停である「環隆科技」まで行くというルートです。
まずは「中港新城」へ行きます。乗る場所は台湾大道上のバス停ならどこでも構いません。300~310の路線のバスに乗ればOKです。
下は「中港新城」のバス停で降りたところです。ここでバスを乗り換えるのですが、バス停は別の場所にあるので注意。
到着した「中港新城」のバス停から少し進んだところにもう一つの「中港新城」のバス停があります。
ここがもう一つの「中港新城」のバス停。ここでバスを乗換えます。
次の乗るバスは351線で「環隆科技」まで行きます。
バスが来ました~。
もちろん悠遊カードが使えますよ。
20分ほどで「環隆科技」に到着です。
実際に「環隆科技股彬有限公司」っていう会社があるんですよ。
バス停から少し歩けばもう「八卦窯餐廳」が見えてきますよ。
というわけで到着です。
巨大な窯の中にレストランが
さて、中へ入ってみましたがおよそレストランという雰囲気ではありません。
それもそのはず、もともとここはレンガを焼く窯として使用されていたのです。
こちらがその窯。全長約78m、1周約160mもあり22個の窯口があります。同時に25万個のレンガを焼くことができるという大きな窯だったそうです。
もう一つ驚いたのは敷地内でニワトリを放し飼いにしてるんですよ。
あちこちでニワトリがウロウロしています。
このニワトリ達いずれ調理されるのかな(笑)?
ではさっそく席へ移動しましょう。
席は窯の中にあるんですよ~。
これはすごい! なんだか洞窟の中にレストランがあるみたいですね。そして扇風機の数もすごい(笑)。
台湾料理、四川料理中心の料理がズラリ
こちらがメニュー。台湾料理、四川料理が中心で100を超える料理が注文可能です。メニューの中の「心知肚明(豬肚包豬心)」「金字塔一刀肉」「富貴東坡肉」の3つは事前に予約が必要。それ以外はいつでもOKです。
※クリックで拡大します。
このときは3人で来たのですがけっこうな品数を注文しました。多くのメニューが大小(或いは大中小)のサイズが選べるのでいろんな料理が楽しめるのが嬉しいですね。
三種類の海鮮を具に使った三鮮炒飯。エビ、イカ、タコが入ってますね。
三鮮炒飯・中(180元)
賽の目に切った豆腐を揚げてネギや小魚と和えたもの。豆腐が小さいので「找不到豆腐(豆腐が見つからない)」っていう名前なんだそうです。サクフワな豆腐の食感がよくほどよい塩加減でこれが美味しい。
找不到豆腐(200元)
アサリと絲瓜(ヘチマ)の炒め物。台湾の家庭料理の定番でレストランでもよく見かけます。魚介の出汁が効いたさっぱりした味の料理です。
蛤蠣絲瓜・小(130元)
こちらもお馴染み茹で鶏ですね。これはやっぱり外を走り回ってたニワトリなんでしょうか(笑)・・・
八卦油雞・小(220元)
キャベツの炒め物。あっさり味で箸休めにピッタリ。
高麗菜・小(100元)
これも台湾ではお馴染み薄切りの豚肉とたっぷりの白菜が入った「酸菜白肉鍋」。これはもう安定の美味しさですね~。
酸菜白肉鍋(650元)
鱈を蒸したもの。いかにも中華料理っていうルックスですよね。タンパクな鱈の身もさることながらスープが美味しくてご飯がほしくなりますね。
清蒸雪魚・小(260元)
ちょっと繁華街からは遠いのですがかなり面白いレストランなので来る価値ありですよ。今度来るときは予約して「心知肚明(豬肚包豬心)」「金字塔一刀肉」「富貴東坡肉」も食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台中市南屯區五權西路三段539號 |
営業時間 | 10:00~14:00、17:00~21:00 |
休日 | 月 |
FB | 八卦窯餐廳 |