台南で人気の麺料理と言えば「擔仔麵(担仔麺)」が圧倒的に有名ですね。これもガイド本などの影響が少なからずあるのではないかと思うのですが、個人的には台南の麺料理と言えば「意麵」なんですよね。シンプルなトッピングだけの意麺(スープ有無あり)、鱔魚(田ウナギ)といっしょに甘辛いタレで炒めた鱔魚意麺、揚げ麺を使って鍋で煮込んだ鍋燒意麺など調理法によっていくつかの種類があります。というわけで今回は地元でも大人気の意麺のお店「民生路無名意麵」を紹介したいと思います。
民生路無名意麵
難易度高の注文、でも怯まずにGO!
海安路と民生路の交差点付近で一際賑わっているお店がこちら「民生路無名意麵」。どうも店名は無いようで、民生路沿いにお店があるので「民生路無名意麵」と呼ばれているようです。
お店の前に来るとこの状況。これがまたどうすればいいのか分かり難い初見殺しのお店なんですよね。知らないと間違いなく怯んでしまいます。諦めて帰ってしまった人もいるのでは?
一応ここに注文の手順を書いてあるんですが、まあ気付かないだろうしほとんどの人は意味が分からないですよね。ざっと説明すると以下のような流れです。
- 席を確保してテーブル番号を把握。
- 列に並んで注文(テーブル番号を伝える)。
- 食べてから会計(実際には料理が運ばれてきたときお金を払いました)。
というわけでまずは席を確保しましょう。
席を確保したらテーブル番号を覚えて列に並びます。
メニューはこちら、とってもシンプルです。看板メニューの意麺はスープありの「湯麵」とスープなしの「乾麵」があります。個人的には「乾麵」の方がおすすめですね。
順番が来たらテーブル番号を伝えて注文します。
「滷味」もおすすめなのでお腹に余裕があったらぜひ食べてみてください。
「滷味」が食べたい場合は、お皿とトングがあるので注文を終えた後に食べたいものを自分で取ります。その後店員さんにテーブル番号を伝えると番号が書いたクリップを挟んでくれます。お皿はその場に置いたまま席に戻ればOKです。後で店員さんが食べやすいように切り分けて席まで運んでくれます。
スープなしの乾意麺と滷味の盛り合わせ
乾麵の小サイズと滷味を4品注文しました。
乾麵・小(45元)、滷味(香腸、滷蛋、甜不辣、豆干)(55元)
小サイズでもこのボリューム。一瞬大サイズと間違えたんじゃないかと思いましたが、同じテーブルに座ってたお客さんに一回り大きなサイズの意麺が運ばれてきたのを見て納得。いやほんと「それ、一人で食べるの?」ってぐらいのサイズでしたよ(笑)。
底の方にタレが溜まっているのでよくかき混ぜていただきます。麺にタレが絡むと黒いツヤツヤ感が増して一層美味しそう。食べると豬油と壺底油(台湾の醤油の一種)の香気が口の中に広がって日本で食べる麺とは違うのだということを改めて感じさせてくれます。台湾の麺にしては比較的モチモチしたコシがあってクセのない味は日本人好みだと思いますよ。
滷味はちょっと欲張って香腸、滷蛋、甜不辣、豆干の4品。個人的に好きなのはもっちりとした食感の甜不辣とほのかに甘みがある香腸。定番の滷蛋と豆干も安定の美味しさです。
滷味にはお好みで辣油をつけて食べるといいですね。
注文にちょっと戸惑ってしまいそうなお店なんですが記事を参考にしてぜひ美味しい意麺を食べてみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台南市中西區民生路二段112號 |
営業時間 | 16:00~2:00 |
休日 | 水 |
HP |