マレーシアやシンガポールで人気の海南チキンライス。台湾でも「文慶雞」や「小紅點新加坡廚房」など美味しい海南チキンライスを食べることができるお店はたくさんあります。自分も新しいお店を見つけるとついつい行ってみたくなるんですよねー。そんなところへ台北で海南チキンライスの自転車販売を行っている人がいるという情報が。調べてみるとこれがなかなか美味しそう。さっそく台北を訪れたときに行ってみましたので、今回はその海南チキンライスを紹介したいと思います。
指有雞飯
台北市内で海南チキンライスの移動販売
指有雞飯は自転車でお弁当の移動販売を行っているお店。販売場所は日によって異なりFacebookで前日に発表されます。
この日は全聯福利中心興安二店(MRT南京復興駅から歩いて10分ほど)前で営業していました。営業時間は午後12時から2時ごろまで。お店にやって来たときちょうどお昼時だったので近所で働いている人たちがお昼ご飯を求めてぞろぞろと表に出てきます。その中の何人かが指有雞飯の前で足を止めて興味深そうに眺めています。
台湾はテイクアウト大国なので店内で食べる人より持ち帰りしていく人の方が目立つんですよね。たいていのお店は持ち帰りOK。そうこうしているうちにお弁当が次々と売れていってるようです。
お弁当の種類は新加坡雞飯、つまり海南チキンライス1つだけ。120元(約420円)なので日本人の感覚からすると安いんですが、台湾ではお弁当にしてはなかなかのお値段です。
見た目も鮮やか、海南チキンライスのお弁当
というわけで新加坡雞飯を買ってみました。箱がおしゃれですねー。ちなみにロゴは両手を合わせて鶏の顔を作っているという絵柄です。
箱に「CHICKEN RICE ONLY(チキンライスだけ)」と書いてますね。「指有雞飯」は「只有雞飯(チキンライスだけ)」と発音が同じなのです。指で作った鶏のロゴとかけてるわけですね。
新加坡雞飯(120元)
ではオープン~。おおおー、これは美味しそう! ご飯の上にチキンの他、ブロッコリー、トマト、キュウリ、それに小魚のくぎ煮のようなのもあります。台湾のお弁当でこれだけ色どりに気を使っているのは初めてみましたよ。
チキンのタレは紅醬、綠醬、黑醬の3種類。紅醬は台湾産の甜椒(ピーマン)、朝天椒(唐辛子の一種)、蒜頭(ニンニク)をミックスしたピリ辛味。綠醬は三星蔥(ネギ)、生薑(ショウガ)を合わせたもの。黑醬は甘辛いとろみのあるブラックソイソース。黑醬はすでにチキンにかけてあるのがたぶんそうですね。
お肉はとっても柔らかくてジューシー。それにちゃんと骨が取り除いてあるので食べやすいです。海南チキンライスはやっぱりこの甘辛いタレが美味しいんですよねー。紅醬、綠醬のタレと合わせて食べるとまた違った味が楽しめます。
お米も細長いタイ米を使用しています。パラっとした炊きあがりで海南チキンライスにはやはりこれ。全体をパッと見た感じそれほどボリュームは多そうに見えないのですが、ご飯は箱全面に敷き詰めてあるので見た目より結構量があって食べ応えがありますよ。
なかなか美味しい海南チキンライスでしたよ! 機会があればぜひ。
(追記)実店舗がオープン
「指有雞飯」は2019年の9月頃、台湾大学近くに実店舗をオープンしました。こちらはイートイン可能ですよ。
店舗情報
住所 | 前日にFBで発表 |
営業時間 | 12:00~14:00 |
休日 | |
FB | 指有雞飯 |