新光三越台南西門店から西門路を南へ500mほど行くと五妃街という通りにでるのですが、この辺りにはどういうわけか人気の早餐店(朝ごはん屋さん)がたくさん集まっていて早朝からお客さんで賑わっています。特に蛋餅を売りにしているお店が多くて台南でも屈指のた「蛋餅激戦区」といった印象。今回はその五妃街エリアの中でも特に高い人気を誇る早餐店「阿杰手工蛋餅」に行ってみました。
※「阿杰手工蛋餅」は下記に移転しました。
新住所:台南市國華街一段26號
阿杰手工蛋餅
台南の朝ごはんストリート「五妃街」
台南の五妃街で営業する人気の朝ごはん屋さん「阿杰手工蛋餅」にやって来ました。看板の店名の下に小さく「來自台東20年老店」と書かれてますが、何でも台東からやってきた創業20年のお店なんだそうです。
開店したばかりでまだかなり早い時間帯だったせいかお客さんの姿はほとんどありません。が、通学途中の学生らしき女の子がちょうど注文しているところでした。朝ごはんも外食で済ませることが多い台湾ならではの風景ですね~。
カウンターにオーダーシートが置いてあるので1枚取って空いてる席を見つけましょう。
店頭の「騎樓」と呼ばれるスペースにもテーブルがいくつか設置されています。この辺りも台湾ならではの雰囲気です。
注文カウンターのある部屋のとなりにもう一つ客席用の部屋があります。ちょっと変わった店舗の構成ですね。たぶん1つの店で2つの物件を借りてるんでしょうか。台湾では正面側に仕切りが無くて路面と続いているようなお店が多いのでこういう状態でもあまり違和感がないんですよね。
メニューは蛋餅、蔥抓餅、ハンバーガー、吐司(トースト)、炸物(揚げ物)、ドリンクなど実にバリエーション豊富。でもこのぐらいのメニューならまだいい方で、台湾の朝ごはん屋さん、いわゆる早餐店では品数が異常に多いお店がけっこうあるんですよ。
これだけ選択肢があるとなかなか選ぶのが大変なので迷ってしまいますが「阿杰手工蛋餅」で人気のあるメニューはやはり店名にもあるように「蛋餅」なのです。一番左上の「手工蛋餅」と書かれてるところですね。「手工蛋餅」にもトッピングよって以下のようにいろんなバリエーションがあります。
原味(プレーン)
玉米(コーン)
蔬菜(野菜)
素肉鬆(ベジタリアン仕様の肉鬆)
塔香羅勒(たぶんバジル?)
起司(チーズ)
拔絲起司(さけるチーズ?)
培根(ベーコン)
火腿(ハム)
大熱狗(ソーセージ)
燒肉(豚焼肉)
鮪魚(ツナ)
黃金薯(ハッシュドポテト)
雞肉香腸(チキンソーセージ)
德式香腸(ドイツソーセージ)
卡啦雞(から揚げ)
打拋豬 (ガパオ)
廣東沙茶爐(沙茶風味)
食べたいものにチェックを入れて、イートインの場合は「內用桌號」にテーブル番号を記入します。「蛋餅」や「蔥抓餅」の欄の右側にある「起司+10元」というのは「10元プラスでチーズのトッピング」という意味です。
オーダーシートの記入を終えたら注文カウンターに持っていって注文します。会計もこのとき済ませてしまいます。
ちなみに注文カウンターのところにコーヒーのメニューが書いてあったのですが「肯亞AA(ケニアAA)」とか「耶加雪菲(イルガチェフ)」とか、これってシングルオリジンのことですよね。早餐店にしてはコーヒーがずいぶん本格的なのでちょっとビックリ。
ハッシュドポテト入りの蛋餅
この日注文したのは「黃金薯蛋餅」と「鮮奶紅茶」。蛋餅には起司(チーズ)をトッピングしました。
黃金薯蛋餅・加起司(50元)、鮮奶紅茶・大(25元)
箸や調味料はセルフサービスになっているのでこちらから自分で取っていきましょう。
調味料は2種類あって、黒い方が「醬油膏」、赤い方は「甜辣醬」ですね。
「醬油膏」をメインで、辛いのは苦手なので「甜辣醬」はちょっとだけ。
ドリンクは温かい「鮮奶紅茶(ミルクティー)」を注文しました。何か特別というわけではありませんが台湾の朝ごはん屋さんでは豆漿(豆乳)、紅茶、ミルクティーなどは定番的な飲み物なんですよね。ほんのり甘くてほっとする味です。
さて、メインの蛋餅も食べてみましょう。ちょっと見えにくいですが注文した「黃金薯蛋餅」の具はハッシュドポテト。数あるメニューの中でもけっこう人気があるようです。しかし、日本でもそうですが炭水化物×炭水化物が好まれるっていうのは台湾でも同じなんですね(笑)。台湾の朝ごはんではポピュラーな「燒餅油條(燒餅と揚げパンの組み合わせ)」なんていい例です。
ホクホクしたハッシュドポテトにモチモチの蛋餅というちょっと慣れない食感の組み合わせですが意外にそれほど違和感はないですね。ただどちらも味がぼんやりしているので他のメニューに比べて「醬油膏」が重要になってきます。
軽い朝ごはんにはちょうどよいボリュームでしたね。ごちそうさまでした。もっとしっかり食べたいなら蔥抓餅、ハンバーガー、吐司(トースト)あたりからもう1品注文したり、サイドメニュー的な炸物(揚げ物)を注文してみるのもよいのではないでしょうか。
食べ終わった後もセルフサービスになっているので、お皿や箸、食べ残しなどはこちらに片付けましょう。
蛋餅だけでもまだ食べたことのないトッピングのバリエーションがあるし、ハンバーガー、吐司(トースト)、炸物(揚げ物)にも気になるメニューがいろいろとあるのでぜひまた再訪して食べてみたいと思います!
店舗情報
住所 | 台南市中西區五妃街343號 |
営業時間 | 6:00~12:00、土日7:00~12:00 |
休日 | |
FB | 阿杰手工蛋餅 |