台中の台湾大道と忠明路の交差点付近は精明商圏、勤美草悟道商圈といったショッピングエリアがあります。この辺りは廣三SOGO百貨をはじめ金典綠園道百貨商場、勤美誠品緑園道といった大きな百貨店があって台中市のなかでも特に賑やかなエリアなのです。が、しかしちょっと路地裏に入ると昔ながらの街並みが姿を現したり、庶民的な小吃店があったりとなかなか興味深いのです。というわけで今回は台中のSOGO裏にある老舗のスイーツ店「郭冰」を紹介したいと思います。
郭冰
SOGO近くの伝統的スイーツの老舗
郭冰は台中市のSOGO(廣三SOGO百貨)裏にある伝統的スイーツ店。SOGOから歩いて5分ほどの場所にお店があります。大通りからは大きなビルが立ち並ぶ大都会に見えるのですが路地裏に入ると古い街並みが現れるのは面白いですね。
郭冰もそんな路地裏で約40年の歴史を持つ昔ながらの伝統的スイーツのお店です。
店内はキッチンのみ(1卓だけてテーブルがありますが)で席は店頭にあるといういかにも台湾らしいお店です。
メニューはかき氷系が中心。紅豆(あずき)、花生(ピーナッツ)、綠豆、紛圓(タピオカ)、芋頭(タロイモ)、地瓜(サツマイモ)などなどオーソドックスなトッピングを使った昔ながらのかき氷です。
果汁系列はその名の通りフレッシュジュースですね。
カウンターではさまざまなトッピングがスタンバイ。三種冰、五種冰などはここから好きなトッピングを3種、5種と選ぶことができます。
伝統的スイーツがメインの郭冰なんですが実は今圧倒的な人気を誇っているのがこの「夢幻粉粿冰」。カラフルな6色の粉粿をトッピングしたかき氷です。
天然素材を使ったカラフル粉粿冰
というわけで夢幻粉粿冰を注文しました~。50元です。安い! 粉粿っていうのはサツマイモ粉で作ったゼリー状のスイーツ。モチモチした食感で黄色や黒いものはよく見かけます。
夢幻粉粿冰(50元)
これら6色の粉粿はどれも天然素材を使って着色しています。
紫色:蝶豆花
赤色:火龍果(ドラゴンフルーツ)
緑色:抹茶
黄色:山楂子(サンザシ)
黒色:黒糖
ん? 1つ足りませんね。お店の写真入りのメニューにそれぞれ何が使われてるか書いてあるんですが青色だけ書いてないんですよね。というわけでお店の人に聞いてみたところ、青色は紫色と同じく蝶豆花を使っているんですがレモン果汁を入れると色が変わる蝶豆花の特徴を利用して色付けしてるんだそうです。
天然素材を使ってるだけに味の方はそれほどはっきりした違いはありません。が、緑色はほのかに抹茶の香りが、黒色はやはり甘さが一番目立つ、といった印象はありましたねー。赤色はポツポツと黒いドラゴンフルーツの種が見えるのが特徴的。同じ粉粿冰でも目でも楽しめるスイーツですよ。
夢幻粉粿冰は冬季はメニューから外れる可能性があるのでお店のFBでチェックしておくことをおすすめします。
店舗情報
住所 | 台中市西區中美街408號 |
営業時間 | 11:00~22:30 |
休日 | 火 |
FB | 郭冰 |