【林記古早味】台中第二市場で台湾中部の名物「麻薏湯」を食べてみました

台湾はどこの街に行っても安くて美味しい食事が楽しめる市場が1つ2つあるものですが、台中で市場と言って最初に名前があがるのはやっぱり台中第二市場でしょうね。戦前からある台中を代表する市場の1つで生鮮食品や日用品を販売するお店は大小合わせて100を越えます。また数十年の歴史を持つ小吃店がたくさんあるグルメ市場としても有名で、国内外から多くの観光客が集まって来ます。今回はこの第二市場で台湾中部の名物料理「麻薏湯」が人気のお店「林記古早味」を紹介したいと思います。

林記古早味

台中第二市場の麻薏湯が人気のお店

台中第二市場にやって来ました。台湾大道の反対側である中山路側から市場の中に入ると中庭のようにちょっと開けた場所があって、そのすぐ先に林記古早味があります。

お店の周りには簡易なスチール製のテーブルとプラスチックのイスが出してあります。いかにも市場の食堂といった雰囲気がたまりませんねー。

メニューは爌肉飯、肉燥飯といったごはんものから炒麵、炒米粉といった麺類などけっこういろいろあります。

これは炒麵と炒米粉ですね。

またメニューには載っていない小菜も豊富に揃っていますよ。このあたりは指差しで注文すればOKです。

あと注目してほしいのはコレ。夏に台中に来たらぜひ食べて欲しい台湾中部の名物料理「麻薏湯」です。

麻薏湯だけはこのように単独のメニュー書きで大プッシュ。

真っ赤な紅糟肉飯、緑と黄色の麻薏湯

オーダーシートはないので口頭で食べたいものを伝えてから空いてる席に座ります。こんな感じで注文してみましたよ~。料理が運ばれて来たら清算をします。

紅糟肉飯(40元)、麻薏湯(35元)、小菜(魚)(60元)

どちらかと言うと爌肉飯や炒麵が人気あるんですがメニューに「紅糟肉飯」の名前があったのでつい注文してみました。まだ食べたことがなかったんですよ。

紅糟肉は豚肉を紅麹に漬け込んだものでごらんのように真っ赤な色をしています。ちょっとビックリしますよね。でも以外に味は見た目ほどのインパクトはなく「ちょっと甘い感じかな~」という程度です。

いろいろと小菜が並んでる中で目についたので注文してみました。何の魚か分かりませんが煮つけですね。よく味が染みて美味しいです。値段が書いてませんが合計金額が135元だったことから60元ということになります。意外に高くて驚いたんですが、そんな高級魚だったのかな?

そしてこれが麻薏湯(麻芛湯)。台湾中部以外ではあまり見かけることがないスープです。麻薏というのは麻袋などの原料になる黄麻という植物の葉で台中市の南屯区周辺が有名な産地として知られています。その麻薏の葉を小さく刻んで布に入れ、水でもみ洗いをすることで苦味を取ります。それをスープで煮込んだものが麻薏湯です。

麻薏湯には必ずと言っていいほどサツマイモが入っていて、鮮やかな緑と黄色のコントラストが印象的です。他にもジャコなども入っていますよ。麻薏湯は昔から暑気冷ましの効果があるとされていて、夏になると登場する台中の夏の風物詩なんですよ。

店舗情報

住所 台中市中區三民路2段3-12號
営業時間 6:00~14:00
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