高雄に行くと安くて美味しい鴨肉料理のお店をよく目にします。日本ではあまり日常的に食べることはないし、どちらかというとちょっと高級なイメージがある鴨肉料理ですが、台湾では気軽に鴨肉料理が食べられるお店がたくさんあります。料理のバリエーションも豊富で、薬膳スープの當歸鴨やもち米を鴨の血で固めた鴨米血など日本ではお目にかかれない料理もあります。せっかく台湾に来たなら美味しい鴨肉料理もぜひ食べてみたいところですね。今回は高雄の鹽埕區にある鴨肉料理の老舗「鴨肉珍」を紹介したいと思います。
鴨肉珍
創業65年以上の鴨肉料理の老舗
鴨肉珍はMRT鹽埕埔駅の4番出口(もしくは1番出口)を出て五福四路南を西へ300mほど歩くと見えてきます。実は以前は200mほど離れた別の場所で営業していたのですが最近(たぶん2016年末ごろ)現在の場所に引っ越してきました。
流石に人気のある老舗だけあって大盛況。路上のテーブル席までお客さんでいっぱいです。
キッチンのある部屋にもテーブル席があるのですが、壁一枚隔ててもう1つ客席があるので結構なスペースがあります。こちらもお客さんでいっぱいですねー。
注文はこちらで口頭で行います。
一応メニューはこちら・・・ 右の3つには手書きで値段が書いてあるんですが他は書いてないんですよね。なんで書かないんだろう?
箸、スプーン、取り皿などはこちらから自分で取りましょう。
鴨肉のタレ、調味料などもセルフです。
おすすめは絶品の鴨肉飯
この2つは外せない、ということで鴨肉飯と鴨肉切盤、それと綜合下水湯をオーダー。鴨肉切盤と綜合下水湯の値段は分かりませんが合計で160元。ということから鴨肉切盤はたぶん50~60元ぐらいかな?
鴨肉飯・小(55元)、鴨肉切盤、綜合下水湯
おすすめの鴨肉飯。鴨肉飯と言いながら鴨肉の他にも魯肉(魯肉飯にのってるお肉)がのってます。いや、南部なら肉燥と言うべきか。
雑に盛り付けられてる(笑)ので分かりづらいですが鴨肉は結構厚切りです。皮付きの脂ののった部分のお肉でこれぐらいあれば食べ応えもあって鴨肉の旨味がじゅうぶん感じられますねー。
こちらは鴨肉切盤。脚の部分ですね。オーダーシートで部位を選択できるお店もありますが、ここではメニューには鴨肉切盤とあるのみ。どの部位になるかはお店次第。もしかすると要望を伝えれば部位が選べるのかもしれませんね。
他のお店に比べるとやや茶色がかって燻製のようなスモーキーな感じですね。
タレに付けていただきます。ジューシーで脂ののった鴨肉は最高。歯応えがあって噛むと溢れてくる旨味が堪りませんね~。骨付きなので実際の見た目より食べれる部分はやや少ないのでもう1皿くらい余裕で食べれそうです。
綜合下水湯。知らないとビックリするような字面ですがいわゆるモツ入りのスープです。肝、心臓、腸、砂肝など具だくさんの鴨モツの旨味がたっぷりとスープに出たなかなか美味しさです。
高雄には安くて美味しい鴨肉料理のお店が結構あるんですが、ここ鴨肉珍はその中でも間違いなくおすすめのお店ですよ。ぜひ行ってみてくださいね。
店舗情報
住所 | 高雄市鹽埕區五福四路258號 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
休日 | 火 |
HP |