台湾で豆漿店や朝ごはん屋さんに行くとメニューに飯糰という文字を見かけることがありますが、これは台湾式おにぎりのことです。日本のおにぎりと違うのはまずそのボリューム。具だくさんで巨大なおにぎりは1個食べれば十分お腹いっぱいになるほどです。その具にはデンブや揚げパンといった独特の具が入っていてこれが意外なことに美味しいのです。またお店によって独自の具をアレンジするなどの工夫も見られます。今回は台中の飯糰専門の屋台、陝西路無名飯糰のネギ入り玉子焼きの飯糰を紹介します。
陝西路無名飯糰
陝西路の小さなおにぎり屋台
台中市北区の陝西路沿いで早朝台湾式おにぎりを販売する屋台。特に決まった店名は無いようで陝西路無名飯糰と呼ばれています。お店は全聯福利中心という大きなスーパーの前で、まだスーパーがオープンしていない朝6時半頃からおにぎりの販売を開始し、9時半ごろまでという3時間ほどのわずかな時間で営業を行っています。
小さな屋台ですが朝早くから行列ができています。
というわけで行列に並びましょう。
おにぎりのメニューはスタンダードな飯糰(台湾式おにぎり)の他、飯糰加蔥蛋(ネギ入り玉子焼き入りおにぎり)、飯糰加荷包蛋(目玉焼き入りおにぎり)、飯糰加火腿(ハム入りおにぎり)、飯糰加玉米(コーン入りおにぎり)など。おにぎり以外にも火腿蛋餅(ハム入り蛋餅)、玉米蛋餅(コーン入り蛋餅)、肉鬆蛋餅(デンブ入り蛋餅)といった蛋餅のメニューも。また飲み物が豆漿、紅茶、奶茶の3種類。
蔥蛋(ネギ入り玉子焼き)たくさん焼かれていますが、これを挟んだおにぎり飯糰加蔥蛋が人気メニュー。
ビニール袋を使って手際よくおにぎりを握っていきます。このスピード感ある握り方はちょっと必見ですよ。
ふんわりネギ入り玉子焼きが美味しいおにぎり
というわけで購入しました。
どーん、とボールの様な形のおにぎり。台北ではきれいな円柱の形に整えられたものが多いのですが、台中では豪快に握って丸い岩のような形で売っているケースが多いのです。
悠遊カードと比べてみると、まあまあの大きさですね。といっても日本のおにぎりと比べると圧倒的なボリューム。台中ではこれで標準サイズくらいなんですよ。
具には酸菜(漬物)、肉鬆(デンブ)、油條(揚げパン)、菜圃(タクアン)、そして蔥蛋(ネギ入り玉子焼き)。具と言うより、もうおかずじゃないかというほどたっぷりはいってます。ネギの香りがよい玉子焼きが美味しいですね〜。1個でじゅうぶんお腹いっぱいになるボリュームたっぷりのおにぎりです。
飯糰加蔥蛋(40元)
店舗情報
住所 | 台中市北區陝西路66號(全聯福利中心前) |
営業時間 | 6:30〜9:30(売り切れ次第終了) |
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