台湾中部、特に台中では朝食に炒麺を食べるのが一般的。台北や台南を訪れていたときには全く知らなかったので、初めて台中を訪れてこのことを知ったときにはちょっと驚きました。同じ台湾でも地域によっていろいろ違うものだと、まだまだ知らないことが多いことを実感したものです。さて、その中部の食べ物ですが台中の南、彰化に行くとまた微妙に違ってくるようです。この辺りでは拉仔麵という文字をよく目にするようになります。パッと見た感じで「ん、炒麺かな?」と思ってしまったのですが、これが違うのです。というわけで今回は彰化県の員林で食べた拉仔麵を紹介します。
阿發拉仔麵
地元で人気の拉仔麵店へ
員林に滞在中、台湾中部特有の麺料理だという拉仔麵を食べよう、ということで員林駅から歩いて10分ちょっとの光明南街沿いにある阿發拉仔麵へ朝ごはんを食べにやって来ました。地元では結構名の知れた人気店のようです。
ちょうど7時頃にお店に到着したのですが、もうお客さんが結構入ってますね。店頭にバイクを適当に停めて食事していくというのは台湾ではよくみかけるローカル感を感じる光景ですね。
オーダーシートなどはないので店頭で注文します。拉仔麵の他に、豆腐湯、豬血湯、切肉、粉腸などのメニューがあるのは台中でよく見る炒麺のお店のメニューと似てますね。台中の炒麺が彰化、員林に来ると拉仔麵になるといったことなのでしょうか。
店の中なのか外なのかよく分からない場所を含めてテーブルが置いてあるので、注文したら開いてる席に適当に座ります。
平打ちで炒麺よりもっちり食感
注文したのはもちろん拉仔麵、豆腐湯、切肉。
これが拉仔麵。それにしても25元という安さはすごいですね。
拉仔麵(25元)
パッとみたところ炒麺に似ていますが、違うのはご覧のようにやや平打ちの麺だというところ。それに炒麺にくらべて色も白っぽいです。
このままでは味が薄いので卓上の調味料で調整します。用意されているのは辣椒油(ラー油)に蒜醬(ニンニクのペースト)・・・
それに中部といえばこれ。辣椒醤(チリソース)が欠かせません。
というわけで辣椒醤をかけていただきます。麺はもっちりした食感で歯ごたえがあり、炒麺に比べるとコシがありますね〜。うん、なかなか美味しい。たぶん日本人はこちらの方が受け入れやすいのではないでしょうか。
大きめにカットされた豆腐が2つ入った豆腐湯。スープはあっさりです。そしてこれも10元という安さ。
豆腐湯(10元)
これが美味しいんですよね。ちょっと値段が高めなのですが台中でも朝食に炒麺を食べるときはついつい頼んでしまいます。台中では隔間肉という名前でよく置いてあるのですが、同じものなのかな?
切肉(30元)
茹でた豚肉に醬油膏(とろみのある醤油)がかけられ千切りにした生姜が添えられています。味はタンパクで臭みは全くありません。
というわけで初めて拉仔麵を食べてみました。朝食も地域によって特色があって面白いですね〜。訪れた場所特有の料理を食べるとまた違った角度からその地域のことが見えてくるので面白いですね〜。
店舗情報
住所 | 員林市光明街148號 |
営業時間 | 5:30〜15:00 |
休日 | |
HP |