常にあらゆる方面から台湾の飲食店やカフェの情報を収集しています。やはり台北、台中、台南、高雄といった大都市からの情報が多いのですがその他の都市で意外に数が多いのが嘉義なんですよ。しかもその内容がけっこう面白くて行ってみたい衝動に駆られます。今回の渡航では本来は嘉義訪問の予定は入れてなかったのですがどうしても行ってみたいお店がいくつかあったので台南訪問のスケジュールに無理矢理嘉義を組み込んでみました。
Supiido スピード
日本家屋風の平屋のお店
こちらは嘉義市中央廣場近くにある「嘉義仁武宮」。嘉義市の市定古蹟に指定されている立派な廟です。
今回はその嘉義仁武宮の隣で営業するコーヒースタンド「Supiido スピード」に行ってきました。
なんだか日本の平屋のような建物の店舗ですね。2021年の10月にオープンしたとのことでもうすぐ3年を迎えるようです。
はっきりと日本語で「スピード」って書いてますね。もしかして・・・ という予想通り店主は日本語がちょっと話せる方でしたよ。
こちらから注文しますよ。
やっぱり小さなお店なのでメニューはシンプルなのかな、と眺めてると・・・
ガラスにもメニューが書かれていて、しかもその内容がちょっと「?」というもの。これは気になる・・・
プリンもあるみたいですね。あちこちのカフェで必ずと言っていいほどプリンを食べてるのですがつい注文したくなってしまうんですよね。
基本的にテイクアウトなのですがお店の脇にベンチが用意されているのでここでコーヒーを飲んでいくこともできます。
廟の塀沿いにも小さなテーブルが設置されています。こちらはスタンディングですね。
キンカンコーヒーとトマトのかき氷
注文したのは「桔美式」。アイスでいただきました。
桔美式・Ice(140元)
「美式」というのはカフェアメリカーノ。それに自家製のキンカン(金桔)ソースを加えたのがこの「桔美式」。
これはテイクアウト不可のメニューで寂寞芳心俱樂部のマグで提供。串に刺したキンカンが添えてあります。
よく混ぜてから飲んでくださいとのこと。甘酸っぱいキンカンとほろ苦いコーヒーが合わさった何とも不思議な味ですがこれが美味しい。ホットだとまた違った印象になりそうなので次回飲んでみたいですね。
やっぱりプリンも注文しようかな・・・ と思ったのですがこちらのメニューを発見。「おや、かき氷売ってるの?」
よく見ると「蕃茄盤」って書いてますが、つまりトマトのかき氷ってこと? これは面白そうかも、ということで迷わず注文。
台湾南部のご当地グルメとして知られる「蕃茄盤(蕃茄切盤)」をイメージしたかき氷なんだそうです。これもテイクアウト不可ということでベンチでいただきます。
記憶中的蕃茄盤(180元)
日本風のガリガリ氷のかき氷にかかっているのは黑柿番茄という種類のトマトを煮詰めて作ったソース。甘さの中にも濃厚なトマトの風味あり。
さらに内部にはなんと醤油とエスプレッソで作ったシロップが含まれています。コーヒーの味はすぐに分かったのですが「他にも何か違うものが加わってるな・・・」という正体が醤油だったとは。これは面白いかき氷ですね~。ちなみにこのメニューは夏季限定のようです。
お店ではオリジナルのグッズも販売しているようです。
かき氷を食べたのでプリンは注文できませんでした、ということで次回来たら食べてみたいと思います。他にも興味深いメニューがあったのでぜひまた来たいですね。
店舗情報
住所 | 嘉義市北榮街50號 |
営業時間 | 8:00~14:00 |
休日 | Instagramで要確認 |
リンク | Supiido スピード |