MRT大安駅を出て信義路を東へ3、4分ほど歩くと信維市場整宅が見えてきます。名前の通り市場と住宅が一体となった建物で台北の隠れた観光スポットと言ってもよいのではないでしょうか。ただし40年以上続く古い市場であり、また違法営業のお店が多かったことから一昨年(2017年)の2月に地下にある市場はすでに閉鎖。それでも1階にある飲食店は今でも営業を続け活気のある様子が伺えます。今回はそんな信維市場整宅の一角でひっそりと営業する小さな喫茶店「夢仙」を紹介したいと思います。
※「夢仙」は下記に移転しました。
新住所:新北市淡水區251大忠街34巷21號
夢仙
雑然とした路地裏にひっそりと佇むお店
ここは信維市場整宅の南側。理髪店、衣料品店、水道・電気工事のお店などの看板が見られる雑然とした印象。飲食店の並ぶ東側に比べると道も細くて静かな雰囲気です。
「夢仙」はそんな古びた建物が立ち並ぶ中の一角にある隠れ家のような小さな喫茶店です。
店内は小さなテーブル席が2つと入り口側に1人が座れるほどのカウンター席だけのわずかなスペース。外見通りのこぢんまりとしたお店です。
イス、テーブル、ライトなどなどレトロな雰囲気が漂う演出がそこここに見られます。
お店では古着の販売も行っています。みたところ全て女性向けのようですね。
アクセサリーなどもありますよ。
メニューです。こちらはコーヒーですね。焙煎度合いによって「美咖・壹」「美咖・貳」「美咖・參」と番号が名前になっています(壹:1、貳:2、參:3、肆:4)(「美咖・肆」はカフェオレ)。美咖なので「もしかして美式(カフェアメリカーノ)なのかな? でもエスプレッソマシンはなさそうだし・・・」と思ったのですがどうやらドリップコーヒーのようです。上にちゃんと「虹吸咖啡 SYPHONE COFFEE」って書いてますね。
季節限定の豆のあるみたいです。
コーヒー以外にも紅茶、ミルクティーなど。
トーストやプリンなどフードメニューもあります。
シンプルなトーストとプリン
トースト、プリン、それにサイフォンで淹れたコーヒーをいただきました。
簡單吐司(120元)、紅豆蜜布丁(120元)、美咖・參・冰(180元)
こちらのプリンはやや白っぽく明るい色が特徴。ちょこんとトッピングされたあずきがかわいいですね。
「簡單吐司」という名前の通りジャムとバターのシンプルなトースト。台湾って具だくさんのトーストやサンドイッチが多いので逆に新鮮な感じがします。
浅煎りのコーヒー「美咖・參」をアイスでいただきました。ほのかな酸味を感じるスッキリした味が美味しい。レトロなカップがまたこだわりがありますねー。
後日再び「夢仙」を訪れました。この日いただいたのは「輕盈山竹瑪黛茶」。山竹というのはマンゴスチンのことでつまりマンゴスチンのフレーバードティーです。ちょっと酸っぱいのかと思ってたのですがそんなことはなく優しい甘さで香りがよくとっても美味しかったです。
輕盈山竹瑪黛茶(160元)
パウンドケーキもいただきました。注文後に軽く焼いてくれるのでサクふわの食感がよい。フレーバーは季節によって変わるみたいです。
蛋糕(120元)
5人も入ればいっぱいになってしまうほんとに小さなお店なのでなかなかタイミングが難しいかもしれませんが運よく空いていればぜひ入ってみてください。オーナーの1人である女性(2人いるみたいですが1人しか会っていません)もお店のイメージそのままの雰囲気で素敵な方でしたよ。
店舗情報
住所 | 台北市大安區信義路四段60之100號 |
営業時間 | 12:00~21:00 |
休日 | 火水 |
FB | 夢仙 |