台湾東部の街「台東」にはたくさんの名産があります。特に農産物には有名なものが多く、例えば「金針」(ワスレグサとも呼ばれる花)、「洛神花」(ローゼルとも呼ばれる花)、「香丁」(バレンシアオレンジ:晚崙西亜とも呼ばれる)、「釋迦頭」(バンレイシ 蕃茘枝とも呼ばれる果物)、「鳳梨釋迦」(釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせた果物、アテモヤとも呼ばれる)などなど台湾の他の都市ではちょっと見かけないものもありますね。今回はこれら台東の名産を使ったスイーツをいただくことができるカフェ「青蔦菓子咖啡」を紹介したいと思います。
青蔦菓子咖啡
台東の名産を使ったスイーツがズラリ
台東で有名な「榕樹下米苔目」の裏手の路地裏にあるカフェ「青蔦菓子咖啡」。以前紹介したカフェ「小曼咖啡 Caf’e Rebecca」から歩いて1分もかからない場所です。
地方とはいえ台東市の中心部でもちょくちょく見かける平屋の建物を改装した店舗です。
2017年の8月にオープンしたのでちょうど2年ほど経っているということですね。店内はスッキリとした無駄のない空間。
こちらはドリンクメニュー。エスプレッソベースのコーヒーは美式(カフェアメリカーノ)、拿鐡(カフェラテ)、卡布奇諾(カプチーノ)、黑糖拿鐡(黒糖ラテ)など。手沖單品咖啡(シングルオリジンのハンドドリップコーヒー)は数種類から豆が選べます。その他お茶やジュース類も。
スイーツはカウンターでチェック。店名が「青蔦菓子咖啡」というだけあってこちらが重要。鳳梨釋迦(アテモヤ:釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせた果物)のシャーベット。洛神花(ローゼル)のチーズケーキ、晚侖西亞(バレンシアオレンジ:香丁とも呼ばれる)のタルトなど台東の名産を使ったスイーツをいただくことができます。
こちらは鹿野の紅烏龍を使ったクッキー。お土産にもいいかもですね。
お水はこちらからセルフでどうぞ。
西西里檸檬咖啡と洛神重乳酪
府城沁星という冬瓜荼と咖啡を合わせたドリンクメニューが人気のようなんですがこのときはなかったみたいです。「代わりに西西里檸檬咖啡はどう?」とすすめられたのでそれをいただくことに。スイーツはいろいろ悩みましたが洛神重乳酪(洛神花のチーズケーキ)を選びました。
西西里檸檬咖啡(120元)、洛神重乳酪(120元)
コーヒーにレモンジュースを合わせた「西西里檸檬咖啡」。
コップの縁には塩が塗してあります。コーヒーの苦味とレモンの酸味が合わさって爽やか且つ刺激のある味。シャキッと目が覚める1杯ですね。
台東の名産である洛神花(ローゼル)と使ったチーズケーキ「洛神重乳酪」。
洛神花といえば洛神花茶が有名ですがかなり酸っぱい印象なんですよね。でもこちらはほのかに洛神花の酸味を感じる程度でそれほど気になりません。洛神花の風味はそのままの濃厚な美味しいチーズケーキです。
台東にもおすすめのカフェはたくさんありますがメニューから台東らしさを感じることができるのは「青蔦菓子咖啡」が1番ではないでしょうか。
店舗情報
住所 | 台東市中正路251巷19號 |
営業時間 | 12:00~21:00 |
休日 | 水 |
HP | 青蔦菓子咖啡 |