【華泰咖啡】曼巴咖啡の発祥、古き良き台中の面影を残すレトロ喫茶店

台中は街が発展していく過程で「南屯區」~「中區」~「西屯區」といった具合に繁華街が移り変わってきました。なかでも中區、および西區の一部は台中駅をはじめ台中市役所、台中州廳、道禾六藝文化館、台中第二市場、彰化銀行など歴史的建造物が多くかつての繁華街の面影を残しています。台北の迪化街のようなインパクトはないもののなかなか味のあるエリアなんですよ。今回はそんな中區がかつて栄えていた頃に産まれたレトロな喫茶店「華泰咖啡」を紹介します。

華泰咖啡

中區の路地裏のレトロ喫茶店

バロック建築様式による歴史的建築物として有名な台中市役所(市政府ではない)から3、4分ほど歩いた路地裏にある「華泰咖啡」。昔懐かしい雰囲気を残すレトロ喫茶店として知られています。

お店の中も一昔前の喫茶店といった感じですねー。

店内はかなり広いですね。席数も多くてゆったりとしています。

それにしても不思議な置物が多い。なんですかこれは(笑)。

布袋様がいますよ(笑)。

そうかと思えば喫茶店らしく古いミルやサイフォンが置いてあったり。

テーブルにはお店を紹介した雑誌のコピーがあります。老舗の喫茶店として地元でも有名なんですよね。

メニューがまた面白い。飲み物だけでなく食事もできるのですが、まるで日本の喫茶店がやってるようなランチメニューがあるのです。今でこそ「ランチには飲み物が付く」ということなんですが、かつては「コーヒーにランチが付いてくる」という理解不能なサービスだったそうです。開業当初は景気のいい時代だったというのが分かりますね。

こちらは飲み物のメニュー。コーヒーの他にもお茶やジュースなども。

曼巴咖啡とお弁当

主廚特餐を注文しました。毎日内容が変わるいわゆる日替わりですね。どうですこれ、お弁当ですよ。しかもおかずは焼サバ。日本の喫茶店でこういうランチやってるとこありますよね。

台湾に何度も来てる人ならわかると思いますが白いご飯を見る機会はなかなかないんですよね~。だいたいご飯には何かのっかってますからね。

主廚特餐270元

付け合わせの大根入りのスープ。お碗に入ってるけどスプーンで食べるのは何とも台湾らしい。

おかずを一品サービスしてくれました。ありがとう(笑)。

飲み物は曼巴咖啡をお願いしました。曼巴咖啡っていうのは巴西(ブラジル)と曼特寧(マンダリン)を半分ずつブレンドしたコーヒーで、むかし台湾の経済が発展を遂げていた頃の産物なんだそうです。最近のカフェで飲むコーヒーの味とは違い、いかにも喫茶店らしい濃い味が印象的です。

ちょっと違った台湾の一面を垣間見ることができるお店です。日本食が食べたくなったときに来るのもいいかもですね。

店舗情報

住所 台中市中區三民路二段18巷32號
営業時間 9:00~15:00、17:00~21:00
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