「艾爾摩莎」とはスペイン語でHermosa(ハモサ)、「美しい」という意味です。「艾爾摩莎」かつて台湾はこう呼ばれていました。台湾に詳しい人はかつて台湾がポルトガル語で「 福爾摩沙」、Formosa(フォルモサ)と呼ばれていたことを知っているのではないでしょうか。Hermosa、Formosa、スペイン語とポルトガル語の違いはありますが、つまり美しい島、美麗島とされていたのですね。今回紹介するのはその「艾爾摩莎」を店名に冠した台南のカフェ「Cafe Hermosa 艾爾摩莎」。店名、建物などから台湾の歴史を感じ取ることができるお店です。
※「Cafe Hermosa 艾爾摩莎」は閉店しました。
Cafe Hermosa 艾爾摩莎
路地裏の老房子カフェ
Cafe Hermosa 艾爾摩莎は赤崁樓近くの路地裏にある80年を超える歷史を持つ老房子を改装したカフェです。
お店の場所は西門路、郡緯街、新美街、民族路に囲まれたブロック。車の入ってこれない細い路地の奥で営業しています。いかにも台南らしい雰囲気が感じられる一角ですね。
下見板張り、台湾では雨淋板と呼ばれるの外壁の2階建ての古民家を改装したのがCafe Hermosa 艾爾摩莎。
店内は打って変わってモダンな感じですね。
カウンターにグラスや大きな鍋が見られますね。実は夜にはタパスなどのスペイン料理を提供しているようですよ。
店内の奥には中庭があります。天井が高く、また窓が大きくとられているので明るい雰囲気の店内です。
これは日本統治時代の地図でしょうか。現在の台南の街と比べてみるとなかなか興味深いですね。
お店は台南艾爾摩莎書店咖啡 Hermosa Librocafe(Libroはスペイン語で書籍、書物)とも呼ばれています。それを表すように台湾の歴史にまつわる本がいろいろと置かれていました。
かつての台湾総統の李登輝さんや、現在の蔡英文総統のサインがありますよ。
南國咖啡とカステラ
メニューです。シングルオリジンのコーヒーやカフェラテ、他にはお茶、スムージー、またサングリアやビールなどお酒もあります。
まだ日が高いのでお酒はちょっと、ということでコーヒーから南國咖啡をオーダーしました。
何かスイーツでも、ということでメニューを見ているとカステラという文字が。ちょっと興味深かったのでカステラを注文してみました。
南國咖啡・HOT(110元)
日本のカステラと同じですね。まあ当たり前と言えば当たり前です(笑)。レモンピールがふってあるのでレモンの香りがよいです。
卡斯提亞蛋糕(カステラ)(60元)
街の中心部にこういった趣のある路地裏があるのが台南の大きな魅力の1つです。ゆっくりと時間が流れるようなスローな雰囲気を味わうにはピッタリの場所ですね。
店舗情報
住所 | 台南市中西區西門路2段372巷21號 |
営業時間 | 13:00〜21:00 |
休日 | 水 |
FB | Cafe Hermosa 艾爾摩莎 |