台湾の街は夜遅くまで賑やか、という印象を持っている人は多いのではないでしょうか。それは正しい見方であるという一方、そうでない一面もあります。確かに夜市など夜遅くまで開いている飲食店はありますが、それは屋台のような形態のお店の場合が多く、建物に入っている飲食店は意外にも夜9時くらいを過ぎると閉店するケースが多いのです。夜遅くににしっかりした晩ご飯が食べたい、とお店を探してたら思わぬ夕食難民になってしまったということも。もちろん夜遅くまで営業しているお店もあるので、今回はそんな深夜でもしっかり食事のできるお店を紹介します。
夜間部爌肉飯
夜オープンの爌肉飯店
夜間部爌肉飯は台中市西区の公益路と精誠路の交差点近くにあるお店。公益路は台中市中心部でも比較的大きな通りで規模の大きな飲食店、とりわけ鍋物のお店や焼肉店が多く立ち並んでいます。その為人通りが多くこの西区の辺りもたいへん賑わっているエリアです。
夜間部という店名の通りお店は夕方オープンして深夜2時頃まで営業しています。日本でも居酒屋など夜遅くまであいている飲食店はありますが、普通の食堂でこういった夜営業というのはあまり見ないですよね。
夜9時頃訪れたのですがたいへん賑わっています。家族連れのお客さんが結構多かったですねー。
注文はオーダーシートで行います。テイクアウトは赤色のオーダーシート、イートインは緑色のオーダーシートです。これはカウンターに置いてあるテイクアウト用。イートイン用はテーブルに置いてあるのでまず空いてる席を見つけましょう。
建物は古そうなのですが店内は「リニューアルしたのかな?」と思わせるような新しさで清潔感があってキレイですね。
カウンターに並ぶ料理。美味しそうですね〜。
店員はお揃いのTシャツを着てます。
こちらがイートイン用の緑のオーダーシート。
食べたい料理にチェックを入れ、カウンターへ行って店員さんに渡します。
普通、台湾の飲食店のオーダーシートにはテーブルの番号を書く欄があるのですがこれにはありません。その代わり5桁の番号が記載されています。オーダーシートを持って行って注文すると下の部分を切り取って渡され、後で店員がその番号を呼びながら料理を持って来てくれるというシステムです。
番号を呼ばれたときに手を上げるなどして自分の場所を知らせる必要があり、オーダーシートなのにちょっと注文のハードルが高いのです(笑)。番号を聞き取るのは難しいと思うので「自分のかな?」と思ったら取り敢えず手を上げて店員に番号を見せればよいと思いますよ。
箸やスプーンは自分で取って来ます。
やっぱり台中の爌肉飯は美味しい
番号を呼ぶ店員さんの声に全神経を集中(笑)。「5908~」と、なんとか聞き取れました。料理を運んできてくれたらその場で清算します。
ごはんにじっくり煮込まれた豚バラ肉と酸菜がのったオーソドックスな爌肉飯。
爌肉飯(小)(55元)
柔らかく煮込まれたお肉は箸で簡単に切れるほど。味がよく染み込んでいて赤身と脂身のバランスもよく美味しいですね〜。濃い味付けなのでご飯がすすみます。
ちょっと見たことのない名前の料理だったので注文してみました。豆皮のような見た目ですがふやけた皮のようなブヨブヨした感じ。ちょっと微妙な・・・
乾卜皮(30元)
味が薄いので辣椒醬(チリソース)をかけて食べてみました。また注文するかと問われると「うーん・・・」という感じ(笑)。
スープは苦瓜湯を注文。あっさり目の味なので爌肉飯によく合います。
苦瓜湯(25元)
もちろん苦瓜が入っています。苦味はほとんど無くなっていますよ。
遅い夕食や夜食など、深夜でもしっかり食べたいときにはおすすめです。
店舗情報
住所 | 台中市西區精誠路109號 |
営業時間 | 17:00〜2:00 |
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