牛肉湯、サバヒー、意麺といった有名な台南小吃の影に隠れがちですが米糕も立派な台南グルメの1つ。専門に扱うお店も結構たくさんあります。米糕というとカップに入れてひっくり返して形を整えたケーキのような形を想像する人がいるかもしれませんが、これは北部のスタイル。台南をはじめとする南部では全く別物なのです。北部の米糕しか食べたことがないのであればぜひとも南部の米糕もおすすめしますよ。というわけで今回は台南の人気米糕店の1つ「戽斗米糕」を紹介します。
戽斗米糕
金華路の夜オープンの米糕店
戽斗米糕は民族路から南へ1分ほど歩いた金華路沿いにある小吃店。肉燥飯、雞肉飯、魚酥飯などいろいろご飯もののメニューはありますが、やっぱり人気なのは店名にもあるように米糕。たいていのお客さんはこれを注文します。
お店が開くのは夕方5時過ぎから夜の12時過ぎまで。深夜食堂、とまで遅くはありませんが夜中にお腹を空かせたお客さんが吸い寄せられてくるオアシスのような小吃店です。
席はキッチンのある場所の右隣りの部屋か店頭の屋外スペース。いかにも台湾の小吃店といったローカル感が感じられる雰囲気でテンションがあがりますね〜。
どっさり魚でんぶが嬉しい米糕
事前に調べた情報ではオーダーシートがあるはずだったのですが、見当たらず・・・ しかたなく店頭で注文しました。特に何も言われなかったので無くなったのかな・・・?
ともかく、定番の米糕に煮玉子、スープの組み合わせで注文してみましたよ。
糯米(もち米)の上に、脂ののった豚肉を使った肉燥、キュウリが数切れ、そして魚鬆と呼ばれる魚でんぶがたっぷりとかけられているのが南部の米糕の特徴。台湾北部の筒形の形をした米糕とは見た目が全く違います。
米糕・小(25元)
このどっさりとかかった魚鬆(魚でんぶ)が嬉しいですね〜。これがいい味だしてます。糸のような細かさからフレークとはまた違った美味しさなんですよね。
付け合わせはシンプルに魯蛋(煮玉子)。物足りないなら蚵仔煎(牡蠣オムレツ)や水餃(水餃子)などもおすすめです。
魯蛋(10元)
四神湯は豚モツ入りのスープ。さまざまな漢方が入っていると言われるスープですが、味は意外なほどあっさり。米糕が濃い目の味なので、このあっさり味の四神湯がよく合います。
四神湯(30元)
夕食にしっかり食べるのもよし、深夜に小腹がすいたときにサクッと軽く食べるのもよし。気軽に立ち寄って美味しい米糕が食べられるおすすめのお店です。
店舗情報
住所 | 台南市中西區金華路四段98號 |
営業時間 | 17:15〜0:30 |
休日 | 火 |
HP |