台湾のスイーツと言えばかき氷、豆花、仙草ゼリーなどいろいろありますがどれにも共通している特徴はトッピングが豊富だということ。お馴染みのタピオカをはじめ芋圓(タロイモ団子)、紅豆(あずき)、綠豆、湯圓(白玉団子)、花生(ピーナッツ)などさまざま。ほんとに目移りしてしまうバラエティの豊富さなんですよね。そんな中で日本人にはあまり馴染みがなく地味な存在なのが芋頭、つまりタロイモです。台湾では人気があってかなり重要な位置付け。味も濃厚でほどよく甘くてほんとに美味しいんですよ。台湾リピーターならこの美味しさは分かってくれるハズ。というわけで今回はタロイモ好きなら絶対に外せない、タロイモ尽くし、正にタロイモが主役のかき氷が食べられるお店「阿爸の芋圓」を紹介します。
阿爸の芋圓
楽華夜市近くの台湾スイーツのお店
阿爸の芋圓は新北市永和区にあるかき氷、豆花、仙草など伝統的な台湾スイーツを扱うお店。最寄り駅はMRT中和新蘆線の頂溪駅か永安市場駅。両駅のちょうど中間ほどなのでどちらで降りてもよいと思います。この辺りには楽華夜市があるのですが阿爸の芋圓もその近くにお店があります。
入口に「我是菜單(ぼくメニュー)」とメニューが置いてあるので取って席に着きましょう。
細長い店内の手前側にはカウンター席、奥にテーブル席があります。通常お客さんでいっぱいであることが多いのですが、この日は雨が降っているせいかそれほど混んでいませんでした。
店内の壁にはメッセージがビッシリ貼り付けてあります。何て書いてるのかは分かりませんが・・・
トッピングの数々。紅豆(あずき)、緑豆、薏仁(ハトムギ)などがスタンバイ。
右のペースト状のものはタロイモ。このお店ではこれが重要なのです。
メニューを記入します。食べたいものにチェックを入れてテーブル番号を書いたら店員に渡しましょう。
タロイモ尽くしの豪快かき氷!
ドーン、とやってきましたこのお店の定番で一番人気の芋見泥綜合蔗片冰。
芋見泥綜合蔗片冰(135元)
かき氷にトッピングされているのは芋泥球(タロイモボール)、芋泥(タロイモペースト)、芋圓(タロイモ団子)、白玉湯圓(白玉団子)、粉圓(タピオカ)、小薏仁(ハトムギ)。3種類のタロイモトッピングの正にタロイモ尽くしのかき氷。20元プラスすると芋泥球(タロイモボール)をもう1つ追加できます。
そしてデカい! 余裕で2人分ほどの量があります。1人だとたぶんキツいと思いますね〜。でも食べきれなかったら打包(持ち帰り)できるので1人でもどうしても食べたい人はそうすると良いと思います。
このたっぷりとトッピングされたタロイモのペーストが最高。見た目は良くないのですがほどよい甘さで病みつきになる美味しさなんですよね〜。タロイモ好きなら分かってくれるハズ!
トッピングに注目しがちなのですがこの蔗片冰という氷が阿爸の芋圓のオリジナルなのです。甘蔗汁(さとうきびジュース)を薄い板状の氷にしたものなのでシロップがなくてもほんのり甘く、またサクサクとした食感も独特です。
台北市の隣りの新北市永和区ということでちょっと遠くまで足を運ぶのですがそれでも行く価値はありです。タロイモ好きにはもちろん、そうでない人にもおススメのお店ですよ。
(追記)台北に支店をオープン
「阿爸の芋圓」は2019年11月に台北のMRT西門駅近くに支店をオープンしました。
店舗情報
住所 | 新北市永和區保平路一段18弄1號 |
営業時間 | 14:30~23:00 |
休日 | 水 |
FB | 阿爸の芋圓 |