台南の特徴の1つは多く残る古跡や古い街並み。そんな魅力を求めて大勢の日本人観光客が台南を訪れていることでしょう。ここ数年の観光ブームで台南では老房子と呼ばれる古い建物の魅力を活かしたリノベーションカフェがたくさん誕生していて、ますます台南ファンを増やしています。そんな中、台南の観光スポットである安平に台南でも特に古い建物を利用したカフェがあるというので行ってみました。というわけで今回はその安平の老房子カフェ「烘爐咖啡館」を紹介します。
※「烘爐咖啡館」は閉店しました。
烘爐咖啡館
安平の路地裏の老房子カフェ
台南の観光スポット安平。なかでも一際賑やかなのがここ安平老街です。小さな路地にはお土産屋さんがビッシリと軒を連ね、この日も大勢の観光客で賑わっています。
烘爐咖啡館はその中でも特に細い路地裏にあります。お店へ行くには延平路から入ると分かりやすいと思います。下の写真は延平路から見た延平路104巷の入口。ここから路地に入って行きます。
路地に入るとすぐに小さな黒い看板があります。ここが烘爐咖啡館。
もう見るからに古いと分かる建物。年季が入ってるどころの話ではないですね。
「二百年老(屋かな?)」と書かれてるように、ここ烘爐咖啡館の建物は築200年以上という驚きの老房子カフェ。これまで行ったなかでは同じ台南の存憶Cafe Barが築100年以上ということで最も古い建物だったのですが、それを大きく上回る古さです。
ずっと昔ここは老夫婦が油條(台湾式揚げパン)を売っていた場所だったのだそうです。その後建物を原型のまま保存するという条件でカフェに使用することで了承され烘爐咖啡館がオープンしたというわけです。
「レンガ風」ではなくホントに「レンガ」ですよね。うーん、すごい。さすがにここまで古い老房子カフェは初めて。
築200年の老房子の雰囲気は・・・
注文はオーダーシートで。暑かったので冷たいものをいただくことにします。
周囲の喧騒をよそに静かな店内で冷たい拿鐵咖啡(カフェラテ)でちょっと一服。古い建物の中にいるせいかなんとなく一層静かで落ち着いた雰囲気に感じてしまいます。
拿鐵咖啡・冰(120元)
メニューについては特に何か特別ということはありませんが、この貫禄のある建物はやはり一見の価値ありですよ。ぜひ200年の歴史を持つ老房子の雰囲気を感じてみてください。
店舗情報
住所 | 台南市安平區延平街104巷3號 |
営業時間 | 12:00〜18:00 |
休日 | 水 |
FB | 烘爐咖啡館 |