
台湾へ行ったら料理だけでなく南国特有のさまざまなフルーツも楽しみたいですね。マンゴー、パイナップル、ライチ、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツなど盛りだくさんです。また各フルーツの品種に着目するのも面白い。パイナップルも有名な金鑽鳳梨(台農17號)だけでなくいろんな種類があるんですよ。
牛奶鳳梨(台農20號)
初めて見るパイナップルの品種
台東市の正氣路と中山路の交差点にある全聯(PX Mart)に買い物へ。ちょうど台東觀光夜市の入り口にあたる部分なので台東に行ったことがある人ならたぶん見たことがあるのでは。
そこでちょっと興味深いパイナップルを発見。台湾で一般的に売られているパイナップルはほぼ金鑽鳳梨(台農17號)なのです。日本にも輸出されているやつですね。しかしこれはそうではない・・・
このパイナップルは「牛奶鳳梨」という金鑽鳳梨とは別の品種のパイナップルなんですよ。金鑽鳳梨以外のパイナップルなんて滅多に見ないので思わずまじまじと見入ってしまいました。
まずは「これ熟してるの?」と思ってしまうような青い外観が印象的でしたねー。
ミルクのような白い果肉
見るのも初めてですしもちろん食べたこともない。この機会を逃したらもう出会えないかも・・・ と思うと買わずにはいられず1個購入してホテルに持ち帰って食べてみることに。
牛奶鳳梨というのは台農20號という台湾で品種改良されたパイナップルの品種です。番号を見てわかる通り金鑽鳳梨(台農17號)より後発のパイナップルなんですよ。
断面。黄色というより白っぽい色ですね。牛奶鳳梨という名前からも分かるようにミルク(牛奶)のような乳白色の果肉が特徴です。
こうして一口サイズに切ってみると白い色だというのがさらによく分かると思います。肝心の味の方ですが金鑽鳳梨ほどではありませんが繊維が少なく良い食感で甘さもまずまず。芯の部分も食べてみましたがこれは固くて美味しくありませんでした。「台農」を名乗るだけあってなかなかに美味しいパイナップルです。しかし比較するとやはり金鑽鳳梨の方に軍配があがるでしょうか。