【四方鵝肉】台東グルメストリートの鵝肉に名店に行ってみました

今回が3回目となる台東旅行に行ってきました。過去2回は定番のお店を中心に訪問したのですが3回目はあまり観光客が立ち寄らない、がしかし地元では人気のあるお店にも行ってみようということでいくつかリストアップしたのが台東のグルメストリートとも言うべき正氣路にある鵝肉料理の専門店「四方鵝肉」です。

四方鵝肉

有名店に囲まれて目立たない?

台東市中心部の正氣路沿いで営業する「四方鵝肉」に行ってきました。この辺りには「寶桑豆花」「林家臭豆腐店」「老東台品甜屋」「阿鋐炸雞」「寶桑湯圓」などなど有名店が軒を連ねます。観光客は大体これらのお店に行くと思うのであまり目立たないのですが地元ではかなり人気があるようです。

小さくて目立たないのですが一応看板があります。この手の絵柄が渋くてけっこう好き。

さて、外帶(テイクアウト)のお客さんはこの場所で注文して待っていますが內用(イートイン)の場合は店内に入っていきましょう。

店内には5~6人が座れそうなやや大きめのテーブルが7つほど。

各テーブルにオーダーシートがあるので記入します。

鵝肉や鴨肉は注文方法が量り売りというケースがよくあって、どう注文すればよいのか分からないことがあるのですが、こちらは量に応じた金額があらかじめ数種類用意されているので分かりやすですね。

箸やスプーンなどはセルフサービスなのでこちらから取っていきます。

毎日仕入れる新鮮な鵝肉

やはり鵝肉は外せない、ということで一番少量の150元分を。さらに湯油麵過貓をいただきました。

鵝肉(150元)、油麵・湯・小(50元)、過貓(50元)

湯油麵の小サイズですが1人分としてはじゅうぶんな量です。具にはニラ(もう1種類あるみたい)と肉そぼろというシンプルな1品。

油麵というのはかん水を加えた一般的な中華麺。実際に「油麵」と表記してなくても台湾で食べる機会はたくさんあると思います。食感は柔らかめなのですがこれは台湾人と日本人の好みの差による茹で加減の違いでしょう。

スープは薄味であっさりとしてこれも台湾らしい。

こちらは過貓という野菜(山菜?)。嘉義で小菜としてよく食べた記憶があります。

過貓を茹でて肉そぼろを添えたこちらもシンプルな小菜。蕨のようにねじれた部分があるのが特徴なのですがこれはあまりそれが見られないような気がします。柔らかくさっぱりとした味が印象的です。

さて、メインの鵝肉も食べてみましょう。1人分としてはこのくらいの量で丁度良いのではないでしょうか。

塩茹でにした鵝肉はやはり鶏肉とは見た目から違いますね。毎日仕入れる鵝肉は調理したその日のうちに販売するのだそうです。冷凍すると味が落ちるので日を跨ぐことはしないとのこと。

付け合わせの甘辛いタレでいただきます。鶏肉に比べると歯ごたえがあり噛みしめるとじゅわりと旨味が溢れ出てくるのが鵝肉の魅力。やはり鵝肉鴨肉は日本では手軽に食べることができないのでこのときとばかりに堪能してしまいますね~。


別の日に改めて再訪。このときは鵝胗肉燥飯筍干(湯)をいただきました。

鵝胗・小(60元)、肉燥飯・小(30元)、筍干・湯・小(30元)

肉燥飯」とは「滷肉飯」のことですね。南部では「肉燥飯」と呼ばれることが多いのですが台東ではどちらが主流なんでしょうね。

滷肉は赤身と脂身の量が半々といったところでしょうか。あまりベタっとしてないところが個人的に好きかも。

「筍干」は湯と乾が選べます。湯を選んだのでタケノコ入りのスープというわけです。乾を選ぶとタケノコのみ出てきます。全く別物の料理になるのですがメニューでは同一名で記述されて湯・乾を選ばせるというのは台湾ではわりとよく見ます。

タケノコがどっさり。予想はしてましたがスープはかなりの薄味です。ちなみに量に驚いて「これ小ですか?」と確認したらやっぱり小だった。

一見砂肝のように見えるのですが「鵝胗」というのは胃の部分なんだそうです。

筋肉が発達しているのでこのような状態とのこと。

タレに付けていただきます。食感もやはり砂肝のようにコリコリとして歯ごたえがあります。数人で来たときは「鵝胗」ともう一品、として選ぶと良いかもしれませんね。

観光客に定番のお店だけでなく地元住民に親しまれるお店にも行きたい、というときにはこちらの「四方鵝肉」を候補に入れてみるとよいのではないでしょうか。

店舗情報

住所 台東縣台東市正氣路115-1號
営業時間 11:00~14:00、16:00~19:30
休日  
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