台湾に数ある夜市の中でも特に怪しい雰囲気を醸し出していることで知られる華西街觀光夜市。爬虫類系の料理を食べることができるお店があるということで日本でもよく旅行雑誌などに取り上げられていましたが最近ではあまりそういったイメージを前面に出す紹介は見ないかな? つい最近、華西街觀光夜市の最後の蛇料理店「亞洲毒蛇店」がその歴史に幕を下ろしたとの報道があり、時代の流れを感じたものです。とは言え昔ながらの美味しいお店の数々は今でも健在。今回はその中の1つ「小王清湯瓜仔肉魯肉飯」を紹介したいと思います。
小王清湯瓜仔肉魯肉飯
華西街觀光夜市の老舗の1つ
華西街觀光夜市の入り口。台北のディープスポットですがさすがに日中はおだやかな感じです。
まだ閉まってるお店も多く夜の喧噪に比べるとのんびりした雰囲気。平和そのものです。
アーケードの通りの中ほどにあるのがここ小王清湯瓜仔肉魯肉飯です。1975年オープンなので創業40年以上の老舗です。でも外観はずいぶん綺麗になってますねー。華西街觀光夜市というとちょっととっつきにくいお店が多いイメージですが全くそんな感じはありません。
店頭のキッチンの横に置いてあるオーダーシートを取って空いてる席に座ります。
席は店内の他店頭の路上にもテーブルが設置してあります。このときは平日の昼過ぎだったのであまりお客さんはいませんでしたが夜になると賑やかになるんでしょうね。
食べたいものにチェックを入れ、テーブル番号を記入したら店員に渡します。
色の黒さに驚く料理の数々
ほどなくして料理がやって来ました~、って「黒い!」。第一印象は間違いなくこの色。魯肉飯もスープも野菜もあまりの色の濃さにビックリです。
魯肉飯・小(25元)、清湯瓜仔肉(60元)、滷白菜・小(30元)
魯肉飯のこのツヤツヤテリテリで黒々とした色。ずいぶん味が濃そうな印象ですがどうなんでしょう・・・
一口食べてみましょう・・・と、ウマい! 確かに濃いめの味なんですがしっかりと味付けされてるので美味しいです。それにタレをかけ過ぎてないので白ご飯とのバランスがよいですね。
滷白菜もシャキシャキと食感がよくて美味しい。
小王清湯瓜仔肉魯肉飯のもう一つのおすすめ、店名にもなっている清湯瓜仔肉。日光醬瓜という花胡瓜(花きゅうり)の醤油漬けとお肉のつみれが入ったスープです。
こちらも一見しょっぱそうに見えるのですが意外にスッキリ味のスープ。
お肉もプリプリで旨味もたっぷり。
これが花胡瓜(花きゅうり)の醤油漬け。スープに漬物が入ってるような感じなんですがなかなかいいアクセントになっております。
昼に来るとずいぶんのんびりした雰囲気でこれはこれでよいですね~。夜市の時間に来て賑やかな中で食べるのももちろんおすすめですよ。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區華西街17之4號 |
営業時間 | 9:30~20:00 |
休日 | 火 |
HP |