【賣麺炎仔 金泉小吃店】注文が超難解! でも鶏肉の美味しさは抜群!

白斬雞が大好きです。白斬雞と言うのは鶏を茹でただけのシンプルな料理。適度な大きさに切り分けられてお皿に盛られた白斬雞を見ると「台湾に来た」という実感が湧いてきます。ツヤツヤと美味しそうな照り具合のお肉は正に日本人のイメージする中華料理といったところではないでしょうか。さて、台北には美味しい白斬雞が食べられるお店がたくさんありますが今回はそんな中でも自信をもっておすすめできるお店「賣麺炎仔 金泉小吃店」を紹介したいと思います。

賣麺炎仔 金泉小吃店

暗号? 記号? 謎だらけのオーダーシート

賣麺炎仔 金泉小吃店は迪化街の近くにある小吃店。お店の向かいには小学校があり、街路樹からの朝日の木漏れ日が気持ち良い早朝、朝ごはんを食べにやって来ました。あまり日本のメディアで紹介されているところは見かけませんが地元では人気のお店です。

こちらのお店、注文方法が少々難解。店頭、店内を見渡してもメニューが見当たりません。

入り口付近にオーダーシートらしきものがあるのでとりあえず1枚取って空いてる席に座ります。

オーダーシート“らしき”と言ったのはですね・・・ 下の写真をよく見てください。メニューだな、というのはまあ分かるんですが、それにしても適当過ぎ(笑)。しかも金額がない!「雞」は鶏肉、「前」は胸の部分で「後」は脚の部分ですね。「心」は心臓(豚)。「肝」は肝(豚)という具合。それにしても「血」「菜」「飯」って・・・ 「血」はたぶん豬血かな。

で、一段目はメニュー上の空欄に数を書くんだろうな、と分かるのですが中段はメニュー下に微妙な空きスペースがあるだけ。「え、ここに数を書くの? なんで中段は区切られてないの?」となんだかモヤモヤします。

更に意味不明なのが左上の「份」。份ってことは料理の数だと思うのですが・・・ 「まとめて数を書くの? じゃあメニューの空欄はどうするの?」と、もう頭の中が大混乱です。

そして最も難解なのが左下の暗号のようなもの。「邊1、2、3、4、中1、2、3、冷1、2、3、4ってなんのこっちゃ?」もう何が何だかさっぱりなのです。そもそもこのオーダーシート客が書くのか? お店の人が書くの? とか思ったりもしましたが、1枚取っても何も言われなかったのでたぶん構わないんだろうと思います。

で、分からないままにするわけにはいかないので何とかある程度は解明してみました。では解説しましょう。

まず食べたい料理に数を記入します(もしかしたらチェック(レ)でいいのかもしれません。でもこのときは数を記入しました)。注文したのは鶏肉・脚の部分、紅焼肉(「赤」は紅焼肉、「中」はちょっと分かりません。すいません。)、イカ(花枝)、乾麵(「湯」をチェックするとスープあり)、米乾粉(こちらも「湯」をチェックするとスープあり)、モツ入りスープ(下水湯)(「乾」をチェックするとスープなし)。
※但し、紅焼肉はこのときなかったので断念しました。

「份」には人数を記入します。何のために? と疑問なんですが鶏肉などは人数で量を調整するようです。因みにこのとき鶏肉は1人前でいいと伝えたのですが、出てきたときは2人前でした。適当(笑)・・・ 麺なんかは記入した通りそれぞれ(乾麺、乾米粉)1杯ずつ出てきました。

で、最大の謎の左下の記号ですが、これは席の位置を表しているそうです。冷というのは空調のある側の列、中は真ん中の列、邊は空調のない側の列です。

なるほどねー、と店内を眺めると・・・ 「どっちにも空調あるじゃん!」ってお店の人に聞いたら右側の空調はもともとなかったんだって。というわけで「冷」は左側、「邊」は右側です。因みに「邊」の列にはテーブルは3つしかなく真ん中は作業用に使っていました。まあ、その辺も適当でOKなのです(笑)。

邊3の席に座りました。後ろのテーブルには鶏がズラリ。

とってもジューシー! 激ウマの鶏肉

金額がさっぱり分からないのはちょっと不安ですがとりあえず無事に注文をすませました。そして待つこと5分ほど、料理が運ばれてきました~。おおお~美味しそう! これ見るともう注文の難解さも忘れて食べるモードに突入。

メインの鶏肉。1人前と言ったのに2人前出てきた鶏肉。まあいいや(笑)。それにしても美味そうです。

雞・後

いや、ほんとにウマい! 噛みしめると肉汁がジュワーと溢れてきます。さすがに人気店だけありますねー。昼前ぐらいに行くともう売り切れになっていることもあるので食べたい場合は早めに行きましょう。

こちらもおすすめ乾麵。なんでも台北には台北三大切仔麵と呼ばれるお店があって、そのお店というのが「阿國切仔麵」「阿城切仔麵」そしてもう1つがここ「賣麵炎仔 金泉小吃店」なのです。

麵・乾

よくかき混ぜてソースを絡めていただきましょう。

こちらは米粉のスープなし。通常の麺より歯応えがありますよ。

米粉・乾

スープは下水湯を注文しました。知らないと名前にちょっと驚くかもしれませんがモツ入りのスープです。

下水湯

鳥の砂肝、レバー、心臓などモツがたっぷり入ったスープです。これがなかなか美味しい。しかし量がすごいんですがこれ2人前なのかな? どう見ても1人だと多過ぎなんだけど・・・

こちらはイカを茹でたもの。

花枝

プリプリとした食感でこちらも美味しい。あっさりしてるのでちょっと味の変化があっていいですね。

ごちそうさまです。2人でじゅうぶん過ぎるほどのボリュームでした。個別の金額は分かりませんが合計で390元でした。うーん、なかなかの料金ですね。しかしあれだけの量があればまあまあ妥当なところでしょうか。それにしても鶏肉は美味しかったなー。ホントおすすめです。また今回は食べれませんでしたが紅焼肉もおすすめのようなので今度きたらぜひ食べてみたいと思います。

店舗情報

住所 台北市大同區安西街106號
営業時間 8:00〜15:00
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