未知の街の情報を集めているとき、当初の手探り状態だったところから調べていくうちに段々とその街の姿が分かるようになってくるのがほんとに楽しいんですよね。さて、初の中壢で最初に何を食べよう? と、いろいろ調べていると中壢新明市場(中壢區第二公有零售市場)の近くに異常に人気のある牛肉麺のお店を発見しました。
永川牛肉麵
老舗の二代目がオープンした牛肉麺店
中壢の「永川牛肉麵」にやって来ました。となりにも「新明老牌牛肉麵」という牛肉麺店の看板が見えますね。実は両者は単に隣同士というだけでなく深い繋がりがあるのです。
「新明老牌牛肉麵」は1959年に創業した中壢で最初の四川風牛肉麺のお店。その二代目が1974年にとなりにオープンしたのが「永川牛肉麵」。
起源は同じですが牛肉麺の味は独自の進化を遂げ、中壢では永川派、新明派と双方に支持者がいるほど両店とも人気があるそうです。
ここはビルの一部なのかそれとも別の建物なのか謎な店舗。たまにこういったお店を見かけるのですがこちらは創業時からこの状態なのかな?
お店に入ると正面にテーブル席が広がり右手にキッチンがあります。そしてキッチンの裏手にも席があるみたいなんですよね。見てないのでよく分からないのですがキッチンを挟んで両サイドに席があるのでしょうか。変わった構造ですね~。
空いてるに座ったら店員さんに注文を伝えます。メニューは各テーブルに用意されていますよ。麺料理の他、ご飯ものや小籠包、水餃子、蒸し餃子などけっこうバリエーション豊富です。
スープの味が濃いめなので薄めを希望する場合は先に伝えてください、という旨の説明。このスープの味がとなりのお店との大きな違いとして地元では知られているようです。「永川牛肉麵」は濃いめ、「新明老牌牛肉麵」はあっさりめという評価です。
四川風のピリ辛牛肉麺
注文したのは「川味牛肉麺」、それと小菜の「滷蛋豆干」をいただきました。「川味」というのが四川の味ということですね。
川味牛肉麺(160元)、滷蛋豆干(50元)
小菜はお店の奥に冷蔵庫があるのでそこから自分で取ってきます。たまにこういう具合にお皿ではなくパックに入っているお店があるんですよね。
豆干と滷蛋、どちらも小菜の定番ですね~。牛肉麺を食べるときは小黃瓜(キュウリ)を選ぶことが多いのですがこのときは売り切れだったみたいです。豆干、滷蛋も美味しかったですよ。
さてメインの「川味牛肉麺」もいただいてみましょう。濃いめの味というだけあってスープの色も濃いですね。飲んでみると確かにしょっぱさが強いように感じます。そしてややピリ辛。ただ、日本人はラーメンの味に慣れてると思うのでそこまで濃いとは感じないのではないでしょうか?
牛肉麺といえばやはり牛肉ですよね~。ほどよいサイズにカットされた牛肉はホロホロに柔らかくて美味しい。
麺は極太でもはやうどんのような印象。しかし食感はうどんとは全く違ってもっちりというよりもゴワゴワした歯応えで噛むとプツリと切れる感じ。牛肉麺はこういうタイプの麺がけっこうあるんですよね。
けっこうボリュームがあったのでお腹いっぱいです。他のメニューも気になるのでぜひ食べてみたい。またとなりのお店にも行って味を比べてみたいですね~。
店舗情報
住所 | 桃園市中壢區民權路61-1號 |
営業時間 | 24時間 |
休日 |