台南駅の後面側(東側)を出るとすぐに國立成功大學の敷地が広がっています。学生数約2万人の規模を誇るマンモス大学とあって周辺は多くの学生の姿が見られる学生街といった雰囲気。学生街といえば安くて美味しいお店があるというのがお決まりですね。もちろんここ成功大学の周りにも学生に人気のお店がたくさんありますよ。台南は駅正面側に多くの観光スポットが集中していますが、後面側の学生街を歩いてみるものなかなか面白いものです。というわけで今回は成功大学近くにある人気小吃店「一點刈包」を紹介したいと思います。
一點刈包
深夜に地元の学生で賑わうお店
台南駅後面側に広大な敷地を有する國立成功大學。学生だけでなく休日などには一般に開放された広場で地元住民がピクニックや運動を楽しむ憩いの場として親しまれています。
一點刈包は成功大学近くの小東路沿いにある小吃店。深夜から早朝にかけてオープンしているという営業スタイルで台南版の深夜食堂といったところでしょうか。
ちょっと変わってるのは建物の前にテントを張って客席にしています。どう見ても公道なんだけど、夜とは言え問題ないんだろうか(笑)?
成功大学近くという場所柄、学生達に大人気。この日は夜11時ごろ行ったのですがご覧の通り夜食を食べに来た学生のお客さんで大盛況です。席を確保するのが大変。
注文はオーダーシートで行います。テントの奥にあるキッチン付近に置いてあるんですが、テントの脇から行くと分かりやすいですよ。
オーダーシートを1枚取って空いてる席を探しましょう。
席を確保したら食べたいものにチェック(正の字)を入れます。イートインなら內用の欄へ、テイクアウトなら外帶の欄へ記入します。イートインの場合はさらにテーブル番号を記入。
記入したオーダーシートは元あった場所にあるこちらの棒に挿しておきます。テイクアウトの場合はテーブル番号を書く必要はありません。その場で記入して挿しておけばOKです。後は席に座っていれば持ってきてくれます。
建物の中にもわずかですが席がありますね。
おすすめ刈包と蛋餅
フードメニューは蛋餅、包子、粽、蘿蔔糕(大根餅)、刈包といった早餐店によくあるようなラインナップ。早朝まで開いてるので半分早餐店みたいなもんですよね。なかでもおすすめなのは店名にもなっている刈包(割包とも呼ばれる)。
火腿蛋餅(25元)、刈包(25元)、冰咖啡牛奶(25元)
飲み物はミルクコーヒーを注文。ビン入りで出てきます。
こちらは蛋餅。火腿(ハム)が具に入っています。他にも玉米(コーン)、培根(ベーコン)、起司(チーズ)、肉鬆(デンブ)などのバリエーションがあります。
蛋餅にはこちらの調味料を。これ実は台南ブランドである東成醬油の「調味味味露」と「辣椒王」。調味味味露は醬油膏(とろみのある醤油)、辣椒王は辣椒醬(チリソース)です。
醬油膏の方をかけてみました。蛋餅には最も一般的なソースでトロっとした甘い醤油といった感じです。これがモチモチした食感の蛋餅によく合うんですよ。
おすすめの刈包。具には酸菜、小黃瓜(キュウリ)、爌肉(豚角煮)など。甘辛い味付けでホロホロに柔らかく煮込まれた角煮がウマい。そして酸菜のザクザクした食感と酸味がよく合うんですよねー。刈包ってこの酸菜がいい味出してるんですよ。ちなみに刈包加蛋を選ぶとさらに目玉焼のトッピングが付きますよ。
夜中にお腹が減ったらおすすめのお店。また朝ごはんに来るのもいいですね。成大の学生に混じって台南グルメを満喫しましょう!
店舗情報
住所 | 台南市東區小東路156號 |
営業時間 | 10:00~6:35 |
休日 | |
FB | 一點刈包 |