高雄市左營區にある「果貿社區」と呼ばれる場所は南部最大の眷村として知られています。眷村というのは外省人(戦後、大陸における共産党との内戦に敗れて台湾へ逃れてきた國民党の人々)が居住する地区のことで、有名なところでは台中の「彩虹眷村」などがよく知られています。「果貿社區」は「中華民國海軍眷村果貿三村」として、単一軍種としては台湾最大の眷村であったそうです。円形に建てられた13棟の集合住宅からなる「果貿社區」はそのとてもユニークで文化的にも興味深い場所なのです。また敷地内では朝早くから朝市が行われとても賑やか。朝ごはん屋さんをはじめとする小吃店もあって大勢のお客さんで賑わっています。今回はその「果貿社區」の朝ごはん屋さんの1つ「來來早點」を紹介したいと思います。
來來早點
果貿社區の人気朝ごはん屋さん
果貿社區は中央部分に円を描くように住宅が並んでいます。「來來早點」はその外周部部で営業する朝ごはん屋さんです。朝5時前という早朝から営業していますよ。
他のお店と同様に店内だけでなく店頭にもテーブルを並べて営業しています。すでに朝ごはんを求めるお客さんが大勢やって来ています。
この看板の文字、なんかかわいいですね。
それにしてもすごい人気ですね・・・ 注文はイートイン、テイクアウト問わず列に並びます。
メニューはこちら。包子、燒餅、蛋餅など台湾の朝ごはん屋さんでは定番のメニューが並んでいます。肉包(肉まん)、高麗菜煎包(キャベツまん)、韭菜包(ニラまん)といった包子類が人気のようです。
お店の一角では油條を揚げていました。これも定番の朝ごはんメニューですねー。
順番が来たら注文を取っている店員さんに口頭で注文します。食べたいものを指さしでもOK。テイクアウトであれば袋に、イートインであればお皿に盛ってくれます。
豆漿や奶茶などドリンク類は冷蔵庫から自分で取って行きます。
ジューシーな豚肉餡の肉包
肉包(肉まん)、韭菜包(ニラまん)それに冷たい豆漿(豆乳)をいただきましたよー。右の丸い方が肉包、左の葉っぱのような模様が付いた方が韭菜包です。
肉包(13元)、韭菜包(13元)、豆漿・冰(13元)
テーブルには各種調味料が置いてあるのでお好みで。
こちらのニラがたっぷり入った自家製の韭菜醬油が人気あるみたいです。ただちょっと辛いのですが。それにしてもこぼれてべちゃべちゃじゃないか(笑)。
まずは肉包から。大きさはほどほどですが中には豚肉餡がギッシリ。食べると肉汁が溢れてくるジューシーさでこれは美味しい!
続いて韭菜包をいただきます。こちらはニラがどっさりと入ってシャキシャキ感のある包子。刻んだ春雨も入ってますねー。野菜だけの包子ってどうなんだろう、と思うかもしれませんがこれが意外に美味しいんですよ。
果貿社區は高雄市中心部からはちょっと離れた場所にあるのですが活気があってローカルな雰囲気が感じられる場所です。ここで美味しい朝ごはんを食べるのもなかなか楽しいですよ。
店舗情報
住所 | 高雄市左營區果峰街32號 |
営業時間 | 4:45~11:30 |
休日 | |
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