海外でも使えるポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)の料金比較

ポケットWiFi」はそもそも自宅でインターネット接続する為、というのがメインの使い方だと思うので「海外用レンタルWiFi」のように海外旅行に行くのでわざわざ準備する、というものではありません。

もしも自宅用のネット回線として「ポケットWiFi」の導入を検討している、という人で海外旅行によく出かけるのであれば、海外でも利用できる「ポケットWiFi」も選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

ポケットWiFiとは

※画像はクラウドWi-Fi HPより引用

正しくは「モバイルWiFiルーター」と呼ばれる持ち運びが可能なWiFiルーターを指します。自宅に回線を引く必要がないので工事不要でインターネット接続することができます。小型で持ち運びが可能なので屋外でも利用できるのがメリット。

国際ローミングに対応した端末であれば海外で利用することも可能なので、海外旅行の際に持って行って渡航先でネット接続することができます。
※利用できる国・地域はサービスによって異なります。

海外用レンタルWiFiとの違い

WiFiルーター経由でスマートフォンやパソコンをネット接続する、という機能としては「海外用レンタルWiFi」と同様。

しかし自身のWiFiルーターを持って行くので、レンタルする為の手続きや受取・返却の手間がいらなくて済みますし、そこにかかる費用も発生しません。

また、レンタルWiFiの場合は現地での利用有無にかかわらずレンタル期間は利用料金が発生しますが、ポケットWiFiの場合は基本的に利用があった日のみ利用料金が発生します。

海外利用時の料金比較

海外でも利用することができる「ポケットWiFi」には以下のようなサービスがあります。

上記の「ポケットWiFi」について、台湾で利用した場合の料金、データ容量など詳細は以下の通り。

各社のポケットWiFiの海外利用について
※台湾で利用した場合

ポケットWiFi 利用料金/日 データ容量 申し込み
Mugen WiFi 1,200円 1GB 必要
限界突破WiFi 990円 1GB 不要
クラウドWiFi 750円 1GB 不要
THE WiFi 850円 ※1 1GB ※1 不要
ZEUS WiFi 484円 ※2 1GB ※2 必要
Air-WiFi 1,200円 1GB 不要
ギガゴリWiFi 850円 3GB 不要

※1 「THE WiFi」は850円/1GBで1日最大3GBまで利用可能。
※2 「7日間プラン1GB」の場合。

各ポケットWiFiの特徴

Mugen WiFi

参考:Mugen WiFi(公式)

海外で利用する場合は事前に申し込みが必要。利用料金はエリアによって異なり「AREA1」では 1,200円/1GB(1⽇)、「AREA2」では1,600円/1GB(1⽇)となっていて他に比べると高め。台湾は「AREA1」に含まれる。

データ容量は1日(日本時間の0時~23時59分)1GBで、容量超過後は384Kbpsまで通信速度が制限される。また通信速度制限は日本時間の9時に解除となる。1日のデータ通信量が1GB未満であっても翌日へ繰り越すことは不可。

限界突破WiFi

参考:限界突破WiFi

申し込みの必要はなく現地で電源をONにするだけで自動購入となり通信が接続される。利用料金はエリアによって異なり、台湾の場合は990円/1GB(1⽇)で利用できる。

現地時間0時でリセットとなる。日を跨いで接続している場合、自動で1GB分が付与されて料金が発生するので注意が必要。

クラウドWiFi

参考:クラウドWiFi(公式)

事前に申し込みの必要はなく現地で電源をONにするだけでネット接続が可能となる。利用料金はエリアによって異なり、台湾の場合は750円/1GB(1⽇)で利用できる。

データ容量は1日1GBで日本時間の0時にリセットされる。利用の無い日は料金が発生しないが、日を跨いで接続していると料金が発生するので注意。

THE WiFi

参考:【THE Wi-Fi】

事前の申し込みは不要。現地でルーター本体の電源をONにすることで利用可能。利用料金はエリアによって異なり、台湾の場合は850円/1GB

1日(日本時間0時0分0秒~23時59分59秒まで)あたり3GBまで利用可能。データ通信量に応じて1GBごとの利用料金が発生し、1日あたりの上限金額が上昇するので注意。容量超過後は384kbpsまで通信速度が制限される。

ZEUS WiFi

参考:ZEUS WiFi(公式)

海外データプラン」を購入することで海外で利用可能となる。「1日プラン300MB」「7日プラン1GB」「30日プラン3GB」など期間(データ容量)が選べるのが特徴。台湾の場合「7日プラン1GB」で484円と他に比べてかなり安い。

ま付与されたデータ容量は期間内であれば有効なので1日ごとにリセットされることはない。また、データ容量を使い切った場合はプランを追加購入することが可能。

Air-WiFi

参考:Air-WiFi(公式)

申し込みの必要はなく現地で電源をONにして電波を入れることで利用可能。利用料金はエリアによって異なり「AREA1」では 1,200円~/1GB(1⽇)、「AREA2」では1,600円~/1GB(1⽇)と他に比べると高め。台湾は「AREA1」に含まれる。

1日(日本時間0:00~23:59)あたり1GBまで利用可能で、超過後は通信速度が128Kbpsまで制限される。通信速度制限は日本時間でおよそ9時に解除となる。また1日の利用量が1GB未満であっても翌日へ繰り越しはされない。

ギガゴリWiFi

参考:モバイルWi-Fiルーター【GMOとくとくBB】ギガゴリWiFi

申し込みの必要はなく渡航先で端末の電源を入れるだけで利用可能。利用料金はエリアによって異なり「アジアエリア」では 850円(1⽇)、「アジアエリア以外」では1,250円(1⽇)

データ容量は1日あたり3GBまで利用可能で、超過後は通信速度が384Kbpsまで制限される。

おすすめのポケットWiFiは?

ZEUS WiFi

参考:ZEUS WiFi(公式)

「1日プラン300MB」「7日プラン1GB」「30日プラン3GB」といった具合にデータ容量とともに期間が設定されているのが特徴でありメリット。

例えば最も需要のありそうな「7日プラン1GB」では、台湾で利用した場合1GBが484円とかなり安いうえに7日間有効となる。一般的に日が変わるとデータ容量の残量もリセットされてしまうが、7日間は使い続けられるので節約しながら使えば毎日料金が発生することも避けられます。

ギガゴリWiFi

参考:モバイルWi-Fiルーター【GMOとくとくBB】ギガゴリWiFi

海外旅行中に毎日たっぷりデータ通信をしたい、というのであればおすすめのポケットWiFi。

海外利用では1日のデータ容量が1GBというポケットWiFiが多い中、3GBまで利用することが可能。しかも利用料金は1日850円(台湾で利用した場合)と1GBあたり約284円で利用することができます。

(参考)チャージ型のポケットWiFi

上記とはちょっと違ったタイプで「Trip WiFi」というチャージ型のポケットWiFiもあるので参考にしてください。

こちらは端末を購入する必要がありますが、基本料金(月額料金)はなく必要なときにチャージ(課金)するという使い方です。またVPN対応であることも特徴です。

おすすめの記事