台中の巨大なグリーンベルト「草悟道」をずっと南まで進んで行くと國立台灣美術館に辿りつきます。この辺りは美術館区と呼ばれ国際色豊かなお店が多いのが特徴です。また古民家をリニューアルしたお店が多く見られる土庫里、廃墟からアートスペースに姿を変えた忠信市場など美術館区と呼ばれるに相応しいなかなか個性的なエリアです。というわけで今回はここ美術館区から、これまたかなり個性的なカフェ「感傷唱片行」を紹介したいと思います。
感傷唱片行
中高年には懐かしい、若い人には新鮮な
「感傷唱片行」は國立台灣美術館近くの美村路の路地裏にあるカフェ。ちょっと変わった店名なんですが唱片というのはレコードとかCDとかを指します。で何か音楽な関連するお店なのかな~、と店内に入ると・・・
ご覧の通り。
壁際にズラリと並んでいるのはなんとカセットテープ。それにしてもすごい量ですね。
窓に描かれた絵もよく見るとカセットテープですね。
もしかして若い人は知らないかもしれませんがレコードの後に登場した記録媒体でCDが普及するまでは一般的だったのです。中国語では卡帶(卡式錄音帶)と呼ばれています。それにしてもよく集めたものだと感心しますねー。
このあたりは国内アーティストかな。
海外のアーティストもありますね。
METALLICAやLED ZEPPELINなんかも。
ほんとに懐かしいです。知らない人にとっては新鮮に映るかもしれませんね。どうやら販売もしているようなのですが、当然プレーヤーを持ってないと聴けません。
さて、ここはカフェでもあるのでその辺の紹介も。2階にも客席があるようです。1階も含めるとなかなか広々として快適ですねー。
カセットテープとギターのクッキー
こちらがメニュー。コーヒー、ミルクティー、紅茶などのドリンク類。クッキー、チーズケーキ、シフォンといったスイーツもあります。
お酒もあるみたいですね。調酒ということはカクテルみたいですがネーミングがなかなか面白い。
コーヒーもスイーツも名前が気になったものを注文してみました。
感傷特調(店長的早餐咖啡)(180元)、感傷卡帶糖霜餅乾・原味(80元)、揺滾吉他糖霜餅乾(80元)
こちらは「感傷特調(店長的早餐咖啡)」。変わった名前ですが要するにミルク付きのコーヒーです。なんでも店長さんが朝コーヒーを飲むときのスタイルからそうネーミングしたんだと。新聞を読みながらまずそのままコーヒーを飲んで、その後ミルクを加えながら飲むんだそうです。
「感傷卡帶糖霜餅乾」と「揺滾吉他糖霜餅乾」はそれぞれカセットテープとギターをアイシングで表現したクッキーです。
音楽に関するカフェらしいクッキーですね。
美術館エリアらしいかなり個性的なお店でした。純粋にカフェとして利用するにしてもいいお店なのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台中市西區美村路一段564巷12號 |
営業時間 | 13:00~21:00 |
休日 | FBを要確認 |
FB | 感傷唱片行 |