台東のみならず台湾国内でも有名な肉包の名店「東河包子」。ところが「東河包子」を店名に持つお店は同じ場所に3店あるのです。中でも特に人気なのが「東河包子」と「纏記舊街東河包子」。実は「纏記舊街東河包子」の方が最初のお店で民國43年(1954年)に「東河飯店」としてオープン。その後民國87年(1998年)に包子専門店の「東河包子」に転向。さらに店名を「纏記舊街東河包子」と変えて営業しています。もう1軒の「東河包子」は2006年にここから分派したお店なんだそうです。ということで今回は元祖の「纏記舊街東河包子」を紹介したいと思います。
纏記舊街東河包子
裏通りにある小さなお店
「纏記舊街東河包子」は台東市中心部からやや離れた東河鄉という場所にお店があるのでバス、またはタクシーで行く必要があります。今回はバスで行ってみましたよ。
台東バスターミナルからバスに乗ります。台東バスターミナルから東河包子へ行くバスには以下のような路線があります(2019年10月現在)。
8101:台東(經火車站)~成功~靜埔
8102:台東~(中華大橋)~成功~靜埔
8103:台東~(經火車站)~成功
8109:台東~(經火車站)~泰源
8119:台東~花蓮
8120:台東~(中華大橋)~成功
※最新の情報は下記を参照してください(ちょっとイマイチなHPですが・・・)。
参考:鼎東汽車客運公司
最寄りのバス停「東河包子」までは1時間ほどで到着です。バス停が「東河包子」っていかに有名かというのがわかりますね。
バス停から見えるこちらの大きな建物は「東河包子」。今回行く「纏記舊街東河包子」とは別のお店です。
「纏記舊街東河包子」へは「東河包子」の脇の道を通って山側の方へ歩いて行きます。 ※反対側から回って行った方がやや近いかもです。
バス停から歩いて5分弱ほどの大通りの裏手にある道路沿いに「纏記舊街東河包子」がありますよ。「東河包子」に比べるとずいぶん小さなお店です。
カウンターで注文します。
日本語のメニューもありますよ。包子は10数種類とけっこうバリエーション豊富ですね。饅頭もあるようです。また豆漿(豆乳)や鮮奶茶(ミルクティー)など飲み物も置いています。
カウンターの横に甜辣醬など調味料が置いてあるのでお好みで包子につけて食べましょう。
お店の横にはテーブルが置いてあるのでイートインすることも可能ですよ。
ずいぶん無警戒なスズメがいます。
ちなみにトイレもあるので便利です。
東河包子、竹筍包、花生包
包子から東河包子(肉まん)、竹筍包(タケノコまん)、花生包(ピーナッツまん)をいただきました。それと飲み物に豆漿(豆乳)を。
※東河包子は値上げして現在22元。
東河包子(22元)、竹筍包(22元)、花生包(20元)、豆漿(17元)
飲み物は自分で取るシステムではないので包子といっしょに注文すればOKです。
こちらが看板メニューの肉まん「東河包子」です。これは外せないですね。
フカフカの生地を割ると中には豚肉餡がゴロンと入っています。肉汁たっぷりなのでこぼさないように注意。ほんとはビニール袋に入れたまま食べるのがおすすめです。豚肉の旨味とふんわりした生地の甘い香りが絶妙のハーモニー。長年地元の人に親しまれているのも分かりますねー。
表面に赤い印が付いているのは竹筍包(タケノコまん)です。
中にはタケノコがどっさり。ややピリ辛でザクザクとした食感がいいですね。あまり食べたことのないタイプの包子ですがこれはなかなか美味しい。
葉っぱのような形をしたこちらは花生包(ピーナッツまん)。
中には粒の残ったピーナッツ餡が入っています。この粒状なのがポイント高いですね。ピーナッツバターのようなペースト状だと甘ったるく感じるのですがこれだと食感がよくて甘さが緩和される感じです。甘い系の包子ではこれまで食べたものの中では断然美味しい。
このときは売れきれでなかったのですが今度来たらちょっと変わり種の起士鮮蝦包(エビチーズまん)や鮪魚沙拉包(ツナサラダまん)なども食べてみたいです。
店舗情報
住所 | 台東縣東河鄉東河村395號 |
営業時間 | 6:00~17:30 |
休日 | |
HP | 舊街東河包子(纏記食品行) |
FB | 舊街東河包子 |