台湾の西側エリアは新幹線(高鐵)が通っているので台北~台中~台南~高雄の移動はかなり便利ですね。台湾へ旅行に行く人で都市間の移動をする人のほとんどが利用しているのではないでしょうか。しかし敢えて高速バスを利用するという手もあるんですよ。台湾の高速バスはかなり運賃が安いので旅行の費用をできるだけ抑えたいという人にはおすすめ。また大きな荷物を持っている場合はどちらかというとバスの方が快適です。というわけで今回は和欣客運を利用して台南から台中へ行ってみました。
※2019年12月25日より台南の高速バス発着場は台南公園東側の台南バスターミナル(臺南轉運站)に変更となりました。
目次
台南~台中の高速バス
台南~台中間を運行する高速バスには以下のようなバス会社があります。
國光客運
桃園国際空港~台北市内の移動でお馴染みの「國光客運」。台南~台中間の路線は1871です。
■所要時間
約2時間30分
■運賃
定額270元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は國光客運のHPより引用
統聯客運(Ubus)
台湾で最初に誕生した長距離バス会社であり台湾最大手の旅客バス会社の1つ「統聯客運(Ubus)」。台南~台中間の路線は1625です。
■所要時間
約2時間40分
■運賃
定額270元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は統聯客運のHPより引用
和欣客運
台南を拠点とする「和欣客運」。台南~台北、台中などを結ぶ高速バス路線を運行しています。台南~台北間を運行する路線7500が台中を経由します。
■所要時間
約2時間30分
■運賃
二排座 定額290元、三排座 定額230元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は和欣客運のHPより引用
新幹線との比較
台南~台中間の移動において運賃や所要時間などを新幹線と比較してみました。
所要時間は新幹線に比べると3倍ほどかかります。ただし新幹線の台南駅、台中駅はともに市内中心部からやや離れた場所にあるので台鉄で移動する必要があります。
運賃は曜日や時間帯で変わります(平日や深夜時間帯は安くなります)。最も高い料金の場合でも新幹線の半分以下なのでやはりバスの方がかなり安いと言えますね。
移動手段 | 所要時間 | 運賃 |
新幹線 | 約40分~55分 | 指定席:650元 自由席:630元 |
高速バス | 約2時間30分 | 230元 ~290元 |
和欣客運のバス乗り場
和欣客運のバス乗り場は台南駅前の北門路沿いにあります。
※2019年12月25日より台南の高速バス発着場は台南公園東側の台南バスターミナル(臺南轉運站)に変更となりました。
実はこの北門路にはバス乗り場が2箇所あります。和欣客運の台南~台中のバス乗り場は北側(駅から遠い方)なので間違えないようにしましょう。
チケットの購入方法
バス乗り場で購入
バス乗り場でチケットを購入することができます。購入する場合はカウンターのスタッフに問い合わせましょう。
和欣客運の各路線の運賃は下記を参照してください。
参考:和欣客運 各路線票價
コンビニで購入
コンビニのマルチメディア情報端末を使ってチケットを購入することもできます。手数料が10元必要ですがバス乗り場にいかなくてもよいし座席マップを見ながら好きな席を選ぶことができます。
高速バスの乗り方
待合室があるのでバスの時間まで待ちましょう。売店などはありませんが近くにコンビニエンスがありますよ。
バスの準備ができたようです。
時間になったらアナウンスがあります。当然中国語なのでよく聞いておきましょう。はっきり分からないときはスタッフに聞くとよいですね。
さて、スタッフにチケットを見せてバスに乗り込みましょう。
スーツケースなど大きな荷物がある場合はトランクルームに入れてもらいます。
和欣客運で台中へ
和欣客運の高速バスには二排座(2列席)と三排座(3列席)があります。今回乗ったのは三排座(3列席)のバス。右側に1列席、左側に2列席が並んでいます。
予約したのは1列席。以前乗った二排座(2列席)(和欣客運(台北~台南))のバスに比べると豪華さはやや劣りますがまずまず快適ですよ。
こちらは2列席。
テレビが付いています。
ペットボトル置き。
各席には充電用のUSBポートも完備。これは重要ですね!
それでは台中へ出発です。
台中に到着
高層ビルが見えてくるとそろそろ台中が近づいてきた証拠ですね~。というかもう台中に入ってますね。
というわけで台中の朝馬轉運站に到着です。台南からの所要時間は2時間15分ほどでした。早朝の出発だったので道がすいていたせいか若干早く着きましたね。