これまで台湾で200軒以上のカフェに行きましたがその中には実に個性的なカフェがたくさんありました。個性的というのはいろんな要素があるのですがその1つに場所というものがあります。例えば廃墟のような市場跡で営業するカフェ、住民の少ない海岸線にあるカフェ、行き交う人がまったくない路地奥のカフェなど「なんでそんな場所にわざわざ」と思ってしまうお店があるのですが、むしろそのせいで印象に残るんですよね。というわけで今回はそんな謎な場所で営業する台北のコーヒースタンド「WingsCoffee_Bar」を紹介したいと思います。
WingsCoffee_Bar
場所も建物も興味深い
今年(2020年)1月台北にオープンしたばかりのコーヒースタンド「WingsCoffee_Bar」に行ってみました。場所はMRT龍山寺駅から歩いて15分ほどと決してアクセスがよいとはいえないところ。それにお店が入っている建物をみてちょっとビックリ。なんでこんなに薄いのだ・・・(笑)。
それにこの辺りは飲食店が少なくてそれほど賑やかな場所ではないんですよね。なんでこんなところにお店を出したんだろう・・・と疑問を持たずにはいられません。そしてそれだけに気になってしまうのも事実。
「WingsCoffee_Bar」は見ての通りテイクアウトがメインのコーヒースタンドですが、カウンターのところにイスが置いてあるので一応イートインすることもできます。
こちらがメニュー。小さなコーヒースタンドにしてはけっこう豊富な品揃えですね。フードメニューもあります。
茶油雞飯と阿母ㄟ黑Q蛋
カフェラテとトーストをいただきました。トーストは「鹹鹹的熱吐司」「甜甜的熱吐司」の2種類あってそれぞれスプレッドや具材が選べます。このときは「甜甜的熱吐司」の草莓(イチゴジャム)を選びました。
拿鐵咖啡(180元)、甜甜的熱吐司・草莓(45元)
台湾とはいえこの日はちょっと肌寒かったので温かいカフェラテが美味しい。
トーストはホントサンドなんですね。ミッキーの焼き目が付いています。
すでにトーストを食べてしまったのですがちょっと面白いメニューを見つけたので追加で注文してみました。
茶油雞飯(45元)、阿母ㄟ黑Q蛋(20元)
こちらは「茶油雞飯」。最初「雞肉飯なのかな?」と思ったのですが鶏肉入りの油飯(台湾風おこわ)のようですね。ほっこりした優しい味でとっても美味しいです。量もほどほどなのでトーストを食べた後でもじゅうぶん食べることができましたよ。黒いボールのようなものは「阿母ㄟ黑Q蛋」で自家製のウズラの卵の燻製。淡水でよく売られている「鐵蛋」とほぼ同じですね。「茶油雞飯」といっしょに注文するといいと思いますよ。
どうしてこんな辺鄙な場所にお店を作ったのか聞いてみると「美しい場所だから」と。賑やかではないですがすぐ近くに台北植物園があったりお店のとなりが公園だったりと気持ちの良い場所であるのは確かですねー。
店舗情報
住所 | 台北市中正區三元街38號 |
営業時間 | 8:00~18:00、土日9:00~18:00 |
休日 | |
FB | WingsCoffee_Bar |