日本のポテトチップスは実に豊富なバリエーションがありますが、台湾のポテトチップスも負けず劣らずいろいろなフレーバーの商品が販売されています。中には期間限定で売り出されるものもあるので偶然台湾旅行中に見つけたら「ラッキー!」ということで買って食べてみるのも面白い。というわけで今回は台湾では定番のポテトチップスのブランド「卡迪那」が有名焼肉店とコラボしたポテトチップスを紹介します。
台湾の定番ポテトチップス「卡迪那」
「卡迪那 Cadina」は聯華食品(聯華食品工業股份有限公司)という企業が展開しているスナック菓子のブランド。
聯華食品は1951年に台北の迪化街で創業した老舗企業で台湾でも知名度の高い有数の大手食品メーカーなのです。「卡迪那 Cadina」の他にもさまざまなスナック菓子のブランドを手掛けていて、特に有名なところでは「可樂果」ですね。台湾に行ったことがある人はたぶん目にしたことがあるかと思います。
「卡迪那 Cadina」も台湾のコンビニやスーパーに行けば必ずと言っていいほど目にする定番のお菓子で、フレーバーも実に豊富。レギュラー商品の他にも期間限定のフレーバーや他企業とのコラボ商品なども販売することがあります。
卡迪那 洋芋片 蔥鹽牛舌
今回購入したのは、台湾の有名焼肉チェーン「原燒」が15週年を記念した特別企画で「卡迪那」とコラボレーションしたポテトチップス「洋芋片 蔥鹽牛舌」。「全聯福利中心」で見つけました。
ちなみにこの焼肉レストラン「原燒」とのコラボですが「蔥鹽牛舌」「泡菜松阪豬」「千枚漬燒肉」という全部で3種類のフレーバーのポテトチップスを販売しているようです。同時に3種類も販売するとは、なかなか豪華なコラボレーション企画ですね。
「泡菜松阪豬」 フレーバーのポテトチップスについては下記記事で紹介しているので興味があれば参考にしてくださいね。
有名焼肉屋チェーン「原燒」とのコラボ
「原燒」は王品集團(王品餐飲股份有限公司)が展開している焼肉レストランのチェーン店。1993年創業で、もともと「王品台塑牛排」というステーキ店を営業していました。
その後「陶板屋(和食レストラン)」「品田牧場(トンカツ店)」「石二鍋(鍋料理)」「享鴨(鴨肉料理店)」「青花驕(鍋料理)」といった飲食店を展開し事業を拡大しています。
「原燒 O-NiKU」もその中の1つで台湾でも高い人気を誇る焼肉レストランなのです。「日式焼肉」と謳っていいるので日本風の焼肉を提供しているんでしょうね。確かに日本人にも好評のようです。
台湾からしてみれば「日本風の焼肉」という海外の料理を提供するお店ということになるわけですが、その位置付けで15週年ということなので地元にすっかり定着しているお店だということが分かりますねー。
ネギ塩牛タン味とは?
さて、その焼肉レストランの「原燒」と「卡迪那 Cadina」がコラボしたポテトチップスなのですが 「蔥鹽牛舌」というフレーバーです。
「蔥鹽牛舌」とはネギ塩牛タンのことですね。台湾にはもう何度も来てますが、よく考えると実は焼肉って1度も食べたことがなかった・・・ なのであまりよく知らなかったのですが台湾でも牛タンって食べるんですね~。 ポテトチップスのフレーバーになるくらいだからけっこう人気のメニューなんでしょうか。
日本でもポテトチップスをはじめスナック菓子にはいろんなフレーバーがありますが、最近ではあまりにピンポイント過ぎて「それ、食べて味が分かるの?」っていう商品もありますよね。
で、この「蔥鹽牛舌」っていうのも同じような印象なんですが、ネギ塩牛タンの味をポテトチップスでどう表現してるんだろう。いや、そもそも牛タンの味をポテトチップスで見分けられると思えないんですが(笑)。
まあ、そんな細かいことはいいんですよ。たぶん15周年を祝した期間限定の商品だろうし、話題性があって盛り上がるのが重要なんですよね。
というわけで早速食べてみましょうかね。見た目は普通のポテトチップスで色はやや薄め。ところどころ黒い点が見えますが、黒胡椒か何かの調味料なのかな?
お肉系のフレーバーのポテトチップスってこの時点でけっこう香りが漂ってくることが多いのですが、これはそんなに香りが強いということもなさそうです。
で、食べてみた感想ですが、確かにお肉の味のポテトチップスだなー、という印象はありますね。言われてみればネギの風味もあるかな? しかしさすがに牛タンということまでは分からないです(笑)。
見た目の通りあまり味は濃くなくてあっさりした風味。お肉系の味だとビールなどお酒のあてになりそうなポテトチップスってけっこうあるのですが、これは普通におやつとしてちょうどよい感じでしょうか。個人的にはわりと好きな味ですねー。なかなか美味しいのでもし運よく見つけたら買って味見してみてはいかがでしょうか。