台湾のお土産と言えばやっぱりパイナップルケーキですねー。「微熱山丘 SunnyHills」や「The Nine」をはじめ今ではいろんなお店が紹介されています。しかしよく知られているお店はほとんどが台北。パイナップルケーキといえば地域関係なく台湾を象徴するお土産なのでやはり台北で買おう、となるのはまあ分からないでもないですね。でももちろん台北以外の地域にも美味しいパイナップルケーキはあるんですよね。というわけで今回は台南の「葡吉麵包店」のパイナップルケーキを紹介したいと思います。
葡吉麵包店
創業30年以上の歴史があるパン屋さん
葡吉麵包店は台南駅から歩いて15分ほどの成功路沿いにある麵包店、つまりパン屋さんです。パン屋さんといってもパン以外に伝統菓子や洋菓子なんかも売っています。台湾の昔ながらのパン屋さんってわりとこんな感じでパイナップルケーキとか太陽餅とかよく売っています。ここ葡吉麵包店も創業30年以上の歴史があります。ちなみに同じ成功路沿いの少し離れた場所に葡吉蛋糕店というケーキのお店もあります。
地元ではかなり有名なお店のようでお客さんがひっきりなしにやって来ます。
入ってすぐの場所にあったパイナップルケーキ。8個入りと16個入りがあります。
こちらはスノーヌガーとも呼ばれる雪花餅というお菓子。
月餅類など伝統菓子も売っています。バラ売りされてるのでいろいろ買って味見するのもいいですね。
クッキーやロールケーキなど洋菓子もバリエーション豊富。
ナッツを使ったタルト。これも台湾のパン屋さんやお菓子やさんでよく見かけます。
お馴染み牛軋餅(ヌガービスケット)。これも美味しいんですよね~。
ヌガーもいろいろと種類があります。
蛋糕銅羅燒ということはどら焼きケーキってことでしょうか・・・
餡の食感が独特のパイナップルケーキ
パイナップルケーキとスノーヌガーを買ってみました。
8個入りで280元というのはなかなか安いですね。
頂級鳳梨酥(8個入り)(280元)
形は正方形で大きさはほどほどです。
クッキーの部分はサクサクとしっとりの中間ぐらいで食べるとホロホロと崩れていく感じ。ほどよい甘さで美味しいですね。餡は冬瓜入りの食べやすいタイプなんですがパイナップルの果肉も入ってます。果肉入りの餡のパイナップルケーキはよくあるのですが葡吉麵包店の餡はちょっと独特。果肉がシャキシャキとフレッシュでパイナップルそのものを食べてるような味わいなんですよね。酸味はなく甘さもほどほどで実に美味しい。これはちょっと今までに食べたことのないタイプですね~。
雪花餅(スノーヌガー)も買ってみました。10個入りで250元です。
雪花餅(10個入り)(250元)
雪花餅(スノーヌガー)というのはヌガーとクッキーが層のように重っているお菓子。茶色っぽく見える部分がクッキーですね。葡吉麵包店の雪花餅には蔓越莓が入っています。どうしても見た目からヌガーの食感を予想してしまうのですが、これが意外にサクサクしてクセになる食感でなかなか美味しい。パイナップルケーキやヌガーなど定番のお土産に飽きたという人にはおすすめです。
(追記)瞬殺の人気パン「羅宋麵包」と「奶露麵包」
実はここ「葡吉麵包店」には超人気のパンが2種類あるのです。ちょうどそのパンの焼き上がりの時間帯に来たのですがこの状態。どれほど人気なのかというのがよく分かると思います。
人が多過ぎて身動き取れない・・・
レジと反対の方に行列ができているのですが、これはその人気パンの焼き上がり待ちなんですよ。
その人気パンというのがこちらの「奶露麵包」と・・・
この「羅宋麵包」。こっちは最後の1個をなんとかゲット。
レジも凄いことに。1人で5個、10個と買っていくお客さんがざらです。
というわけでそれぞれ1個ずつ買ってみました。
羅宋麵包(65元)、奶露麵包(80元)
これ「見たことある!」という人もいるのでは? 台湾のパン屋さんに行くと必ずと言っていいほど売っています。「羅宋麵包」と呼ばれていて日本語だと「ロシアパン」というようなのですが、日本で見たことないんですけどね。初めて見たときはその大きさに驚いたんですよねー。ここの「羅宋麵包」はそこまで大きくないのですがもっと巨大なのもあるんですよ。
いったいどんなパンなのかというとビックリするほど何の変哲もないんですよ(笑)。中にも何も無し。いや、悪い意味ではなくてですね、実にシンプルで飽きない味なんです。例えるとちょっと堅めのミルクパンといった感じかなー。最初に食べたときは見た目のインパクトのわりにあまりにシンプルだったので何だか肩透かしをくったような印象だったんですが、パン屋さんで見てるとついつい買ってしまいたくなる妙な魅力があるんですよ。
こちらは「奶露麵包」。別名「毛毛蟲麵包」とも呼ばれています。確かに毛毛蟲(イモムシ)みたいな形ですよね。
これは中にクリームがたっぷりと入っています。
見た目は甘そうですが食べるとやっぱりかなり甘いです。子供が好きそうなパンですねー。
焼き上がりの時間は「羅宋麵包」が午後2時、「奶露麵包」が正午の12時です。両方買いたいのなら午後2時に行くのが効率良さそうなのですが、そうすると「羅宋麵包」の方はすでに売り切れになってそうなのが悩ましいところ・・・
※画像は葡吉麵包 HPより引用
※画像は葡吉麵包 HPより引用