先日、台湾の友人が日本に旅行に来ていたので時間を作ってちょっと会ってきました。そのときお土産にもらったのがこの仙女紅茶。台湾と言えばお茶、というイメージが強いかもしれませんが実は紅茶もよく飲まれています。早餐店(朝ごはん専門のお店)に行けば必ずと言っていいほど紅茶を置いてますし、紅茶専門のドリンクスタンドもあるほどです。自分も当初はそんなことは知らなかったのですが何度も訪れるにつれて、むしろ紅茶の方が身近な存在であるような印象を持つようになりました。
仙女紅茶
自分ももらって初めて知ったのですがこの仙女紅茶、台湾では昔からよく飲まれている紅茶のようです。レトロなパッケージがなかなか良い。台湾では古早味(昔ながらの、昔懐かしい)と表現されるタイプの非常にポピュラーな紅茶です。
台灣農林というブランド。1899年ということなので随分歴史がありますね。
茶葉はスリランカ産と台湾産のブレンドのようです。
淹れてみよう、目指す味は早餐店の紅茶
早速淹れてみましょう。昔懐かしい紅茶ということで、目指すのは早餐店の紅茶の味です。
飲んだことがある人は知っていると思いますが、この手の店の紅茶の印象は「甘~い紅茶」。そう、とにかく甘いのです。当然、砂糖を入れるので甘くなるわけなんですが、最初から砂糖を入れて甘くしてあるのが普通です。自分で調整などしません。しかし、これが台湾では昔から親しまれている馴染みの味なのです。
アドバイスを求めると・・・
一応裏に淹れ方は書いてある(もちろん中国語)のですが、ちょっと友人にアドバイスを求めてみました。
友人A「用熱水先先將茶葉沖開,不要泡太久。(最初にお湯を入れてから茶葉を淹れる。そんなに長く煮出さなくていいよ。)」
友人B「它的水比例是茶:水 1:40(茶葉とお湯は1:40の割合で。)」
友人C「用來煮鮮奶茶很好喝哦(ミルクティーにすると美味しいよ。)」
友人D「茶葉2gにお湯200g、砂糖はスプーン2杯。」
友人E「喝完會變成仙女(飲んだら仙女になれるのよ。)」
最後のコメントはどうでもいいとして(笑)、結構バラバラです。
というわけで、何パターンか試してみたいと思います。
3パターン試してみました
パッケージに書かれた作り方とアドバイスを参考にして以下の3パターンで淹れてみます。
1.茶葉:お湯 1:100
2.茶葉:お湯 1:50
3.茶葉:お湯 1:40
適当なティーポットが無いのでコーヒーサーバーを代用。
お湯に茶葉を入れて4分程度於いてから混ぜます。
左から
1.茶葉:お湯 1:100
2.茶葉:お湯 1:50
3.茶葉:お湯 1:40
以下、感想。あくまで個人的な印象です。
【砂糖無し】先ずは砂糖無しで飲んでみます。
1:渋みは殆どありませんがやはりちょっと薄いですね。
2:濃さは増しましたがちょっと渋みが気になる。
3:これはかなり渋い、時間間違えたかな・・・(笑)。
【砂糖入り】続いて砂糖を入れて飲んでみます。
1:なんかちょっといい感じです。でもやっぱりやや薄いような・・・
2:これはかなり目指す味に近いと思います。甘さと紅茶の味とのバランスがなかなか良いです。
3:ちょっとまろやかになりましたが、まだ渋みが残ってますね。
結論としては2、又は1と2の中間ぐらいがバランスがいいのではないかと思います。ただ、台湾の早餐店やドリンクスタンドで飲んだものはもっと黒っぽい色なんですよね・・・ 3で抽出時間を変えてみたり、砂糖の量で味を調整してもいいかもしれませんね。また試してみよう。
後、牛乳を入れてミルクティーも作ってみました。奶茶というやつですね。甘~いミルクティー、早餐店を思い出します。
どこで買えるの?
各地の古い茶葉店や食料品店で買うことができるようです。もらったものは、とある食品行(食料品を扱うスーパーのような店)で買ったそうなのですが、なぜか店名を教えてくれません(笑)。なんとか聞きだしてみよう・・・
買えるお店の情報を入手したらまた追記したいと思います。