いつも使っている台湾華語(中国語)の辞書アプリ「萌典」を紹介します

今回は個人的によく使っている辞書アプリを紹介したいと思います。台湾では中国語が使われていると思っている人が多いですよね。確かにそれは間違いではないのですが厳密に言うとちょっと違うのです。台湾では台湾華語(正確には中華民国国語、台湾国語)という言語が公用語として使われているのです。日本人にとっては中国大陸で使われる中国語と比べてもほぼ一緒といって差し支えないとは思うのですが、実は微妙に違うのです。今回紹介するアプリは単なる中国語の辞書アプリではなく、正にその台湾華語の辞書アプリなのでなかなか使えるんですよ。

萌典をインストール

まずは萌典のアプリをインストールしましょう。

萌典

萌典

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萌典の使い方

萌典のアイコンをタップしてアプリを起動します。

単語の意味を調べる

請輸入欲查詢的字詞」に意味を調べたい文字を入力します。日本語入力で漢字を入力してもOKですが、読み方の分からない漢字や日本語には無い漢字もあるので手書き入力を使うと便利です。

入力したら「Done」をタップします。

残念ながら日本語での説明は無いのですが、英語、フランス語、ドイツ語での説明があります。英語が分かればなんとかなりますね。その他に閩南語、客家語での説明もあります。

閩南語とは中国福建省の廈門(アモイ)、泉州、漳州で話される方言で台湾語(台湾語と中国語は違います)のもとになった言語です。客家語は台湾に住む民族の1つである客家人の使用する言語です。ただ若い人は流暢に喋れない場合も多いです。

音声で発音を確認する

文字の右にある「」をタップすると音声で発音を聞くことができます。発音の勉強をしたい人にはおすすめの機能ですよ。

台湾語を調べることも可能

知らない人も多いのですが台湾では「台湾語」と呼ばれることばが使われていて、これは中国語とは別の言語なのです。あまり詳しく説明すると長くなるので簡潔に言うと・・・

台湾華語 台湾の公用語、厳密には中華民国国語、台湾国語と呼ばれる。(日本人にとっては中国語と一括りにされることが多いです)
台湾語 かつて台湾で一般的に使用されていた言語。現在でも話す人は多く、特に南部地域や年配の人には普通に使われています。

というわけで台湾では台湾語を見聞きすることもよくあり、その場合、中国語→日本語と翻訳できない場合があります。そんなときは「萌典」を使って台湾語で調べることができます。

画面上部の「國語辭典」をタップします。

臺灣閩南語」をタップします。

すると台湾語モードに切り替わるので分からない文字を入力して意味を調べることができます。ここでは「歹勢」という文字を入力してみました。
歹勢:台湾語ですいませんという意味
」というのが台湾華語での意味を説明しています。ここでは「不好意味」と表示されていますね。この「不好意味」をタップすると台湾華語での説明画面に遷移します。

不好意味」をタップすると元の台湾華語での説明画面に戻りました。英語で「to be sorry」と説明があるように「すみません」とか「申し訳ありません」という意味ですね。

まとめ

さすがに普通の会話のシチュエーションで翻訳に使ったりするには厳しいですが、分からない言葉の意味を調べたり、発音を調べたりするには便利なアプリです。

何より台湾に特化した辞書アプリなので四声に加え台湾特有の注音符号も知ることができてなかなか重宝するのです。勉強するにももってこいなのでインストールしておくと何かと役に立ちますよ。

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