
嘉義のグルメと言えば「雞肉飯」ですね。もっと正確に言えば「火雞肉飯」。そう、嘉義では火雞(七面鳥)の肉を使っているのが特徴。台北を含む北部では鶏肉がほとんどなので「火雞肉飯」のお店はそれほど多くありません。嘉義に行ったらぜひ食べておきたいところです。お店もたくさんあるのですが今回はその中でも特に人気の高い「阿宏師火雞肉飯」に行ってきました、
阿宏師火雞肉飯
予想以上の盛況ぶり
嘉義と言えば火雞肉飯! ということで嘉義でも高い人気を誇る「阿宏師火雞肉飯」へやって来ました。夕食にはちょっと早い午後5時前ごろなので空いてるのでは、と考えたのは甘かった。並んでるじゃないですか。
さすがにこの時間だとおすすめの「火雞片飯」は売り切れのようです。そう「火雞肉飯」ではなくて「火雞片飯」。嘉義に来たら食べたい料理の1つです。
とりあえずオーダーシートを1枚取って列に並びます。
並んでる間に「桌號(テーブル番号)」以外は記入しておきました。
ようやく店内へ。店員さんに案内された席に座ります。オーダーシートに「桌號(テーブル番号)」を記入して注文カウンターへ持っていきます。
入り口近くにあるのが注文カウンターと思いがちですが実はこちらはテイクアウト用のカウンター。
內用(イートイン用)の注文カウンターはお店の奥側にありますよ。
この混雑ぶりなのでとにかく店員さんが忙しそう。ちょっと殺気立ってるほどですよ。
ショーケースにはこれも嘉義ならではの涼菜がいろいろと並んでいます。
肉厚の火雞片飯は必食!
注文したのは「火雞肉飯」「虱目魚湯」「五味魷魚」「三色蛋」。オーダーシートでは「火雞胇湯」にチェックを入れていたのですが残念ながら売切れということで代わりに「虱目魚湯」を。
火雞肉飯・小(35元)、虱目魚湯(45元)、五味魷魚(70元)、三色蛋(40元)
箸やスプーンはテーブルにありますよ。
「火雞肉飯」という名前からも分かるように嘉義では火雞肉(七面鳥)の肉が使われているんですよね。
茶色いのは「油蔥酥」という紅蔥頭(エシャロット)を揚げたものでとっても香りがいいんですよ。そしてタレが実に美味しい。一見味が薄そうに見えるのですが意外にしっかり味が付いています。
こちらは虱目魚(サバヒー)のつみれが入った「虱目魚湯」。
虱目魚も台湾南部の名物ですね~。
「五味魷魚」と「三色蛋」はオーダーシートでは「小菜類」というカテゴリになってましたがお店によっては「涼菜」として扱われます。これも嘉義でよく見る表記なんですよ。
魷魚(イカ)は付け合わせの甘辛いタレにつけていただきます。歯ごたえがあってウマい。
「三色蛋」とは皮蛋(ピータン)、鹹蛋(塩漬け卵)を溶き卵に入れて蒸したもの。調理法の違う3種類の卵が一体となったなかなか興味深い料理です。
こちらはマヨネーズでいただきます。皮蛋と鹹蛋って苦手だという人がいるかもしれませんが意外にあっさりした味ですよ。
さて「火雞片飯」が食べたかったので別の日に再訪。この日は開店時間前に来たのですが・・・ すでに開いてる! しかも即満席。どういうことですか。台湾ってわりと開店時間がアバウトな店があって、時間になっても開かないお店がある一方で開店時間を待たずに開けてしまうお店もあったりするんですよね。
しかしさすがにこの時間なら「火雞片飯」は注文可でした。そして「火雞尾椎」と「過貓」もいただきました。「火雞胇湯」はこの日も無し。売切れではなく最初からなかったんでしょうね。料理が運ばれて来たときに「無い」と告げられたのでこの日はスープ無し。注文時に言ってよ・・・
火雞片飯(65元)、火雞尾椎(130元)、過貓(35元)
これが「火雞片飯」です。「火雞肉飯」との違いがわかるでしょうか。肉の厚みが全然違いますよね。お店によっては「火雞肉片飯」と呼ばれることもあります。
やっぱりこれだけ肉厚だとお肉の食べ応えがありますね~。嘉義に来たら必食ですよ。
「過貓」というのは日本ではクワレシダと言われるシダの一種のようです。サウザンアイランドのようなドレッシングがかかっています。確かに食べた感じは山菜のような印象ですね。
七面鳥のお尻の部分のお肉「火雞尾椎」。けっこう量が多くて驚く。
タレはすでにかかっているのでこのままいただきます。火雞片飯のお肉とはまた違ってこちらは脂がのって美味しい。ご飯といっしょに食べたくなりますねー。これと白飯を注文するのもありかも、と思ったり。
帰るときにはやはり行列が。嘉義に滞在中こちらのお店の前を何度か通りましたがいつも行列だったような気がします。嘉義で火雞肉飯を食べるなら間違いなく選択肢の1つに入れるべきお店だと思いますよ。
店舗情報
住所 | 嘉義市東區光華路108號 |
営業時間 | 10:30~20:00 |
休日 |