高雄のMRT中央公園近くに「新堀江商圏」と呼ばれるエリアがあります。新というからには旧に該当する場所があるのでは? その通り、鹽埕區に「鹽埕堀江商場」という商店街があり別名「舊堀江(旧堀江)」といいます。高雄の中心地が東側に移ったことにより栄えた場所も移動したことを意味します。今回は旧にあたる「鹽埕堀江商場」近くにある人気麺店「堀江麵店」に行ってみました。
堀江麵店
1日わずか4時間の営業
ここは高雄市鹽埕區の瀨南街。左に見えるのは小学校(鹽埕國民小學)、右の建物は「鹽埕堀江商場」という古い商店街で「舊堀江(旧堀江)」とも呼ばれています。 この先の必盅街との角地にあるお店でお昼ご飯を食べます。
ここが今回の目的のお店「堀江麵店」。頭上に飲食店らしくない絵が描かれていますが同じ建物に幼稚園が入ってるみたいです。
お店について調べてみると創業30年とか50年とか60年とかどれが本当なのかよく分からないのですが少なくとも35年以上ではあるみたいです。
このお店、実は午前10時から午後2時までの4時間のみという短時間営業。それはお客さんで混み合うのもも分かりますね。行列を避けたかったので平日の開店時間の10時をちょっと過ぎた頃に訪問。予想通りお客さんはほぼいませんでしたよ。早い時間に来たのはもう1つ理由があったのですがそれは後程・・・
イートインもテイクアウトも一律列に並んで注文します。オーダーシートはなく口頭での注文。先ず注文を済ませてその後空いてる席に座るという流れ。同行者が先に席を確保するのは禁止です。
注文は建物の角部分、キッチンのあるところで行います。ショーケースがある部分の左側でまず麺、ご飯ものなどを注文、続いて右側で「切料」というショーケースに並んでいるものから食べたいものを注文します。
「切料」は基本的にメニューには書かれていません。不要であれば注文しなくてもOKですが余裕があればぜひ食べてみてほしいですね。特に「甘蔗燻雞」が大人気ですぐに売り切れてしまいます。早い時間に来たのはこれを注文したかったのがもう1つの理由。
こちらがメニュー。断トツで人気なのは「乾麵」です。
ショーケースに並んだ「切料」。下の一番右にあるのがたぶん「甘蔗燻雞」かな。
注文を終えたら席に移動します。席は建物の騎樓と呼ばれる通路部分と・・・
キッチンの右側に屋内席があります。暑い日はやはり建物の中がよいですね。
必食の人気メニュー「甘蔗燻雞」
注文したのはこちら。「乾麵」「魚丸湯」と切料から2品選択。普通メニューに載ってない料理は合計金額だけ告げられることがほとんどなのですが、席で清算するときにわざわざ内訳を教えてくれました。
乾麵・小(45元)、魚丸湯(30元)、甘蔗燻雞(220元)、三色蛋(60元)
お店の人気メニュー「乾麵」。スライスしたお肉が2枚、それに見えにくいですがもやしも入っています。小サイズですがけっこうボリュームありますよ。
底の方にタレが溜まっているのでよくかき混ぜていただきます。
滷肉を含んだタレをよく絡めていただきます。麺はやや細めでしょうか。自分はこのくらいの方が好みですね。食感もわりともっちりとした歯応えがあります。以前台中で食べた「塩水麵店」を思い起こさせる美味しさですね。人気があるのも納得。
さて、ある意味このお店で最大の目的でもあった「甘蔗燻雞」。 注文時に何も言わなければ部位はお任せですが、一応「雞腿」と希望を伝えたらOKしてくれました。開店間もない時間だったからだと思いますが、もし量が少なくなってきたら無理かも。また量はこちらから特に言及はせずお店の裁量にお任せです。1人だとこのくらいのボリュームで提供されました。
もう見るからに美味しそうなのですが、食べてみると確かにこれはウマい。お肉が柔らかくてとってもジューシー。あらかじめタレはかかっているのですがお好みでテーブルにある辣椒醬をつけて食べても美味。
スープは「魚丸湯」をいただきました。
これが魚丸。日本でいうとつみれが適当だと思うのですが噛むとプリッとかなり歯応えがあるんですよ。
このカラフルな蒲鉾のようなものは「三色蛋」。皮蛋と鹹蛋を雞蛋(黄身と白身)で蒸して固めて作られた料理で付属のマヨネーズにつけていただきます。南部でよく見かける気がしますね。
やっぱり塩気のある皮蛋の味の存在感が強いような気がしますね。甘いマヨネーズと食べるとまろやかになってなかなか美味しい。
混雑を避けるなら食事時を外した時間に行くことをおすすめします。ただし遅いと人気メニューは売り切れになってしまうので早めの方がいいでしょう。
店舗情報
住所 | 高雄市鹽埕區必忠街223號 |
営業時間 | 10:00~14:00 |
休日 | 月 |