台湾スイーツといえばやっぱりかき氷。タピオカ、タロイモ団子、湯圓(白玉団子)などバリエーション豊富なトッピング、また南国ならではのフルーツをぜいたくに使ったかき氷は日本のものとは対照的です。それに氷自体にも違いがあるのが面白いですね。士林夜市にある老舗のかき氷店「辛發亭」では独自に開発した雪片冰が大人気。ミルクをベースにした氷を削って作られた雪片冰はヒラヒラとした独特の風合いが面白い。食べるとシュワシュワと溶けるような不思議な食感なんですよ。
辛發亭
士林夜市にある雪片冰を開発したお店
実はここ士林夜市が開催されるエリアの真っ只中。夜になると人通りが多くて賑やかですが夕方のまだ明るいうちに来たらこんな具合です。
こちらが「辛發亭」。日本でも旅行雑誌などに度々登場する超有名店ですね。1972年創業で、ミルク氷を削ったフワフワ食感が特徴のかき氷「雪片冰」を開発したお店と言われています。
店内は意外にけっこう広くて席数も多いです。夜になるとお客さんでいっぱいになるのでしょうがこの時間だとまだガラガラでした。
なんだか懐かしいものがテーブルに置いてありますね。
こちらがメニューです。雪片冰をはじめ刀削冰(たぶん通常のかき氷かな)、果汁(フレッシュジュース)などかなりバリエーション豊富です。
写真入りのメニューもあるので参考にしましょう。注文は口頭なのでメニューを見ながら店員さんに伝えればOK。
雪片冰はミルクベースの氷を削ったものにフルーツをトッピングしたものや、抹茶、コーヒー、ピーナッツなどのフレーバーの氷を削ったものもあります。
濃厚ピーナッツの雪片冰
今回注文したのは「雪山蛻變」。なんだか難しそうな名前ですがこれはピーナッツフレーバーの雪片冰です。
雪山蛻變(80元)
こんな風にまるで鉛筆を削ったようなヒラヒラした氷が特徴。色からするとミルクティー味かコーヒー味のように見えますねー。ちなみにこの氷が不思議と溶けにくいんですよ。また氷にはチョコレートチップがトッピングしてあります。
スプーンで掬うとかなり粘りのある感じ。味の方はというとピーナッツバターを凍らせているのではないかと思うような濃厚な味。これはちょっと日本では食べたことがないかき氷ですね。かなり重い味なので好みが分かれるかもしれませんが個人的には好きです。
他にもタロイモ、イチゴ、マルベリー、トウモロコシ、はちみつアロエなど興味深い雪片冰があったのでまた食べてみたいですね。夏にはもちろんマンゴーもおすすめです。
店舗情報
住所 | 台北市士林區安平街1號 |
営業時間 | 15:00~0:00 |
休日 | |
HP |