台東に来たらぜひとも行ってほしい台湾の伝統的スイーツ屋さんが2軒あります。ひとつは「津芳冰城」という台東観光夜市の近くにあるお店。そしてもうひとつは今回紹介する「正東山冰屋」というお店です。昔ながらのかき氷やフルーツジュースなどを販売する「正東山冰屋」は50年以上の歴史を持つ老舗。レトロな雰囲気が満載のお店は都会の台北ではなかなか見られない魅力で溢れています。こういうお店に出会えるのが地方を訪れたときの楽しみですねー。
正東山冰屋
レトロな雰囲気が残る老舗かき氷屋さん
「正東山冰屋」は中華路の1本南を通る福健路沿いで営業しています。正面から見ると一見お店が2店並んでいるように見えるのですが実は同じ店舗で中で繋がっているのです。
右側の入り口から入るとカウンターがあってオーダーシートが置いてあるので1枚取って空いてる席を探しましょう。
店内はけっこう奥行があって席数もたくさんありますよ。
お店は左右が壁で仕切られてるのですが中ほどに通路があって繋がっています。この丸い通路がいかにも古い建物らしいレトロな雰囲気。
こちらはお店の左側です。左右合わせるとかなりの席数ですねー。
メニューも昔懐かしい雰囲気。
オーダーシートに食べたいものにチェック、テーブル番号を記入して店員さんに渡します。
ちなみにテーブル番号は壁に貼ってあります。
実は「正東山冰屋」はかき氷などなスイーツだけではなく「美國油條」という食べ物も販売しています。オーダーシートには載ってないようで、店頭に屋台が設置してあって独立して営業してるような感じなんですよね。ちょっと不思議です。食べたいときは口頭で注文します。
「美國油條」の「美國」はアメリカ、「油條」は中華風揚げパンっていう意味なんですが、これは要するに夜市などでよく見かける營養三明治(揚げパンのサンドイッチ)ですね。
卵の黄身をトッピングした不思議なかき氷
さて注文したのは「蛋黃雪綿冰」という、何と卵の黄身をトッピングしたかき氷。いや実はこれ「正東山冰屋」ではけっこう人気のあるメニューなんですよ。
蛋黃雪綿冰(50元)、山文治(40元)
かき氷に卵の黄身、そこへカラフルなチョコレートチップをトッピング。見た目はすごく鮮やかですよね。見た目は(笑)。
黄身を崩して食べますよ。
いや、これが不思議な事に美味しいんですよ。たぶん普通のかき氷だと合わないと思うのですが、これは雪綿氷というミルク味のきめ細かいかき氷でそこへたっぷりと練乳がかかっています。なので甘みがとても強く、黄身が合わさるとことでまろやかな味になるんですよ。これは意外。
「美國油條」も注文してみました。挟む具によって何種類かありますがこれはハム、玉子、キュウリを使った「山文治」。
中には台湾特有の甘いマヨネーズが入ってます。サックリモチモチの揚げパンにハム、玉子、キュウリの具がよく合います。意外に軽くペロリと食べれてしまいます。
マンゴーかき氷も食べてみました。夏季限定ですがけっこう早い時期から注文可能です。ややボリュームは控えめですが、それでも60元というのは驚きの安さですね。たぶんこれまでで最安じゃないかな・・・。
芒果雪綿冰(60元)
マンゴーは新鮮そのもの。甘くてジューシーで美味しいです。
氷、マンゴー、練乳というシンプルなかき氷ですが、無駄なものを排除した潔さがまた一層美味しく感じさせてくれますね。
建物のレトロな雰囲気、昔ながらのメニューの数々など魅力の溢れる老舗です。台東に来たら必ず立ち寄りたいお店の1つですね。
店舗情報
住所 | 台東市福建路173號 |
営業時間 | 12:00~21:00 |
休日 | |
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